再生現場ライブ

「再生住宅」現場ライブ

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現在行われている埼玉県川越市での住宅再生の様子を作業工程の進行とともにご紹介して参ります。

築30年の典型的な和風住宅

この旧基準の住宅を耐震性を高めた上で設備・間取り・内装・断熱性能などを一新してゆきます。

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再生工事前の様子

序章から読む


再生完了の建物

埼玉県比企郡鳩山町で2003~2004年に行われた住宅再生工事の様子をご覧いただけます。

築35年の木造軸組み住宅これまでに何度かの増築、2世帯住宅への改修などが行われています。

耐震性・耐久性を高めた上で設備・間取り・内装・外観デザイン・断熱性能などを現在の最高基準にまで引き上げました。

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住宅再生工事 完了


簡易調査①

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敷地状況・立地調査
近隣の様子、敷地の高さや盛土の有無などを確認する



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伐採作業前の様子




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外壁クラック(ひび)の確認
構造的なゆがみ、劣化によるものが多い、注意が必要




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床下調査
土台・束の状態 シロアリ食害・腐朽の有無の確認




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含水率 計測
構造の木材に含まれる水分を計ります




簡易調査②

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外観の様子


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簡易調査見学会
簡易調査の内容を公開いたしました
写真はハンドオーガーによる地盤・地質調査の様子
深度に応じての地質サンプリングを行いながら掘り進めます




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基礎調査
基礎の形状、高さ、傷み具合などを調べます




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建物重量・壁量・バランス・力の伝達等のチェック
バランスの良い強さが耐震性能の基本となります
多くの家がバランスが悪いまま建築されています




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仕上げ材・換気状況調査
各箇所の湿度・温度や内外の仕上材料の種類・状態を確認




内部解体工事

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内部解体工事
解体工事は検証を行いながら慎重に手作業で行われます
簡易調査によってある程度予想はしていましたが、シロアリによる食害が相当ひどい状態です



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火打ち梁 施工不良箇所 接合ボルトが取り付けられていませんでした



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軸組み接合部
無計画な増改築を繰り返したり、旧基準の施工による危ない接合箇所も多く見受けられます




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シロアリに蝕まれた柱
床下の換気量不足や雨漏れ、漏水などによる高湿度状態を好んでシロアリが集まります
スカスカ、ボロボロの状態
適切な検査、メンテが行われなかったため、土台~柱はもちろんのこと1階天井梁まで被害が及んでいます




解体工事完了

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解体 終了 仮補強・構造材入替時の外観

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内部の様子 柱・梁、まさに骨組みだけの状態です この後、既存の構造では不足している耐力を金物などで補強してゆきます



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入替えた構造材
使えない土台や柱の入替を行いました
同時に長年のうちにゆがんでしまった
水平・垂直の精度を元に戻します
慎重にはずして、刻んで、新たに組んでゆく、ひとつひとつ根気のいる作業となります




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撤去された構造材
ほとんどがシロアリによって食い荒されています




基礎補強・蓄熱床暖房

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既存 母屋・棟木・垂木


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AR(アンカー リインフォース)補強金物
既存基礎と土台をつなぐアンカーボルトがない場合や不足している場合に基礎・土台・柱を緊結することで、地震時に起こる引き抜き力に対抗し、躯体の倒壊防止の効果を発揮します

協力  既存建物耐震補強研究会




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既存の基礎の様子
既存の布基礎
底盤面は土が剥き出しで、建物は常に地中の湿気にさらされてしまいます
今回は砕石と土間コンクリート、防湿シートによって地中からの湿気をストップします




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温水床暖房配管
新設した土間床を利用して蓄熱式床暖房を行います
輻射熱による遠赤外線効果の健康暖房です
横に通る温水配管のしたにはメッシュ配筋と防湿シート処理された砕石の層があります




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土間コン打設作業
巨大な蓄熱体となるコンクリートを流し込み平滑にならします




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土間コン打設直後
このコンクリートに熱をたくわえて徐々に放熱させて遠赤外線効果により室内を暖めます





構造材入替え・耐震補強

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構造材入替、耐震補強完了 

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接合部 改修・補強 新旧の柱や梁の接合部分を正しくつなぎます 必要に応じて金物等も入替えます



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AR金物
地震時、引き抜け防止
土台や柱が基礎から離れないようにつなぎ止めます




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構造用合板
柱・梁に構造用合板を外側から貼り付け 壁をパネル状にすることによって地震時の力を分散して受け止めます




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筋交い接合部も新しい耐震基準に基づいて、適切に金物による補強をします




現場発泡断熱・高性能サッシ取付

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現場発泡断熱・高性能サッシ取付完了


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断熱材とサッシ
壁の中にびっちりと充填された現場発泡させるタイプの断熱材
湿気を通さない性質なので壁の中でも結露が起きません
断熱性能は飛躍的に上がり、その性能は一般の新築住宅をはるかにしのぎます




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樹脂サッシ断面
高性能樹脂サッシは窓周りで空気中の水分が冷やされることがないため窓辺での結露が起こりません
とても隙間の少ない構造の為、近隣の騒音や強風時のホコリなど気にならなくなります




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断熱作業風景
100倍に膨らむ断熱材がどんな隙間にも入り込んで隙間を埋めて気密を高めます
隙間風などなく省エネで一年中快適な家になります




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断熱材 2
壁の中いっぱいに断熱材が満たされている様子が分かります




通気下地工事

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防水透湿シート、通気下地工事完了


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防水透湿シートと通気下地
この現場発泡の断熱材は透湿性が低い為壁の中が結露する心配はありませんが、壁体内の湿気を逃がす作用のある防水シートで家をくるみます
シートの上から下地材を固定して外壁仕上げを行います




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タイベックの働き
シートと外壁仕上げの間は空間ができてそこを空気が取り抜けるようにします
(外壁通気工法)




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内部の様子
天井を貼るための受け材が取り付けられ、内装用の下地である石膏ボードが運び込まれています




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天井下地と換気システム用ダクト
銀色のダクトは24時間換気システムのものです
高気密な住宅として生まれ変わったため、家全体で計画的な換気が可能となります
家中の空気はよどみなく流れ湿気や生活臭・カビなどの発生を抑えてくれます
屋根裏面の発泡断熱材は特に厚く吹きつけ、夏場の強い日射による熱も遮断してくれます




外装・内装工事

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内部の様子
内装(シェルパウダー塗り壁)の下地に石膏ボードが貼られています




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階段下地の工事中




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石膏ボード パテ処理作業
ボードを留めたビス部分や継ぎ目を丹念に処理してゆきます




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外壁下地モルタル
通気層を確保しながらモルタルの下地を施工
ラスモルⅡという特殊工法を採用




完成

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アースカラーの落ち着いた外観


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フローリングはカリン材 塗り壁とのコントラストが美しい

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アプローチからの玄関部分
天然木を使いアクセントに



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道路より一段高く、角地の為、存在感のある建物となりました。




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対面オープンキッチン
女性に人気のあった深みのある赤が鮮やかです




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吹き抜けのある階段ホール
制約の多い再生の工事ですが意匠にも気を配ります




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キッチン脇の出窓
コーナーサッシならではのパノラマビュー




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子供室(想定)の入口部分は入居される方に合わせ、ドアなどを取り付ける予定