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住宅再生コラム 

家づくり・リバイブル創刊号が発売になりました。

年四回発行予定の雑誌として創刊されました。21日から全国1500書店にて500円で販売中。次回は12月21日発売に向けて準備が進められているのですが、この雑誌の特徴は「広告が無い」ことです。ハウジング雑誌は広告ページがあって始めて成り立つ反面、スポンサーの利害を考えざるを得ません。これでは、顧客に正しい情報は伝わりようが無いのです。

その意味では画期的な雑誌といっても良いと思います。ただ、この雑誌の編集方針が「きわめて真面目」なため、たった30ページにもかかわらず読破し理解するのは結構大変です。しかし、真面目に家づくりを考えている顧客には、参考になる記事が満載だから、連載されるのを楽しみにしてくれるのではないでしょうか。

1.jpg
連載する大きなテーマは「安全な住い」「健康になる住い」「社会資産なる住い」「成長する住いとライフスタイル」「次世代に引き継ぐ家族の絆と知恵」「生命地域主義の実践」「快適な住み心地の追及」が背骨になり、ここに住宅業界の最新ニュース、家づくりの基礎知識が加わっています。

今回創刊記念として「再生住宅」が読者プレゼントとなっていますが、この反響も楽しみです。


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すばらしい断熱工法に出会った

本物の健康住宅をつくるための選択②  高気密・高断熱

断熱と気密が一度の工事で、完全に出来て、しかも将来にわたって性能が劣化することなく内部結露など起こさず健康に良い断熱方法を求めることが、要求されていました。
ちょうどそんな時期に、出会ったのがアイシネン気密断熱システムでした。

アレルギー症の人に対する安全性も保証されていて、ホルムアルデヒドはもちろん、ほこり、ガラス繊維、悪臭、健康障害を引き起こす可能性のある化学物質は排出しません。

繊維系断熱材を使用した場合に比べ冷暖房費を30~40%も節約できます。
もちろん、費用はかかりますが健康に良く省エネにも優れる断熱工法だからこそ採用することにしました。

現場でスプレーし、スプレー後6-7秒で100倍のホワイトケーキのようなフォーム変化します。わずか1%の材料と99%の空気かなるこの気泡は防湿層なしで優れた断熱気密性能を発揮します。
2x6工法の場合、基本的に壁・天井とも140mmとビッチリ隙間なく施工されています。

壁の中には電気配線、配管などが隠れていますが、これらの隙間や空洞を埋め尽くし完全な気密層を作ってくれます。
しかも、柔軟性に優れ地震や建物のゆがみ変形にあっても常に構造体に密着して経年変化でズリ落ちたり、ヒビが入ることもないのです。

発泡の過程でフロンガスや代替フロンガスは使っていません。
メーカーの特別な配慮を得て単価を設定してあるため

ここに施工費用を書けないのが残念です。
価格も確かに大切な要素であることは否定しません。
しかし、本来求められる性能を将来にわたって発揮できないような材料や不十分な施工がされた断熱気密工事はむしろ家を傷め、住む人に不健康で不快な生活をさせる原因にもなってしまうのです。


選択② 省エネで快適な住いに欠かせない

本物の健康住宅をつくるための選択②  高気密・高断熱

花粉などをシャットアウト、外部の騒音を防ぎ、結露や室内温度差の少ない快適空間は光熱費も安く家計にやさしい。
しかも、毎日のお掃除もビックリするほどラク。

断熱材と外部建具でしっかりとした家を造る。
そういえば一時期ほど「内断熱、外貼り断熱」の話題は少なくなった」と思いませんか?話題が少なくなったのは、どこの建設会社でも十分な断熱工事や気密工事をしているからだろうと考えるのは間違いです。

少しでも断熱工事に関心を持っている人は「外貼り断熱それとも内断熱」どちらが優れているのか知りたいことでしょう。
結論は、長年この二つの断熱工法を、さまざまなお宅での施工してきた立場から見ても正直どちらが一方的に優れている訳ではない。

プロでさえこんな状態だから、これから家を建てようとする人にとって、さまざまな会社から説明される断熱工事の内容の比較判断など理解することは難しいのではないだろうか。

そもそも最高の断熱材は空気。
この空気を多く閉じ込めておくために断熱材を使うわけで、費用や効果、経年変化など断熱材の種類と施工方法にはさまざまに長所と欠点があります。

内断熱の場合は、昔から使用されているグラスウールやロックウールに加えて羊毛の断熱材がある。これらも、厚みや密度にさまざまな種類があって価格もまちまちなら性能も当然異なっている。
この断熱材は構造材の間に挟みこみ施工するわけですが、この仕事は結構難しく隙間が出来てしまったり下のほうにずり落ちてしまったりする。
それに雨漏れや内部結露で、これらの断熱材が濡れてしまえば断熱性能を損なうばかりか大切な構造材を腐らせる原因にもなってしまいます。

基礎の部分で説明したことですが、価格が一番安いのがグラスウールやロックウールで一般的に住宅に使用される断熱材です。

これらの断熱材は気密工事が必要になりますが、バリアシートや断熱工事をするのは、建築現場では大工の仕事になっている場合が多く正しい施工など望むべくもないのです。
私も、八年前までは大工に施工させていて
断熱や気密がなぜ必要なのか、建物の構造や健康にどんな影響があるのかなどの知識がなかったわけです。
それでも、性能だけはわかりますので高性能なグラスウールをビニールシートなどのカバーに包まれていないむき出しのまま施工していました。

そんな施工現場では明るい太陽の日差しに当って空中でグラスウールの繊維がきらきら光っていました。グラスウールの細かい繊維は、皮膚などに刺さるとたまらなく痛いし痒いだけでなく目や、鼻、口にも入り込み施工現場に携わる職人たちにとってたまらない苦痛を与えることになりました。

グラスウールの後は、上から気密シートをラッピングするので、当然ながら気密は取れないわけです。
この状態を解決するために、早速断熱気密の先進地、北海道旭川の専門業者に施工を依頼することにしました。

大工手間の中で工事をしていたころに比べれば当然コストはかかってしまう。
高性能な断熱材価格は、家一軒で30万円台。
これが、専門業者に頼めば3倍以上の金額になってしまう。
しかし価格と効果を判断して、断熱専門業者による施工に全面的に切り替えたのです。
彼らの仕事振りは先にバリアシートを貼り後からブローイングで高性能断熱材を吹き込んでいく。仕事はさすがにこの道のプロと納得がいった。

しばらくすると断熱材の施工問題とあわせて健康への影響が取り上げられるようになりグラスウールに変わる断熱工法を模索することになりました。
セルロースファイバーも試してみましたが、どうも「ピーン」とこない。
理由はグラスウール同様、気密工事が別途必要になってしまうのと、断熱材の重量も重いため壁の上部に隙間が出来てしまったことがあったためです。

次回は 「すばらしい断熱工法に出会った。」 につづく・・・


蓄熱床工法とそのメリット

本物の健康住宅をつくるための蓄熱床工法(SRC基礎)

シロアリ処理薬剤が一切必要なくなる。
シロアリや腐朽菌は生息条件である、酸素・温度・水分・栄養分のすべてが満たされないと活動できません。構造的に完全密封構造になるため、この条件を断ち切ってしまう施工になります。

湿気を寄せ付けない基礎。
押入れや家具の裏側に湿気がたまりにくくなりカビの発生もありません。
アトピーや喘息の原因になるダニやホコリと付き合わなくてすむわけです。
その仕組みは完全密封構造によって外部からの湿気を完全に遮断し、地中から立ち上がる湿気も砂利と砂利の隙間にある空気が移動しないため地中の水分の上昇作用も起こらない上、砂利層で蓄熱された熱が床全体に直接伝わり一定の温度を保つためです。

半永久的に水平・垂直、そして強度が損なわれず床なりなどが生じない。
ピアノや重い書棚もどこでも自由に置けます。
耐久性と心配な品質精度は・・・
まずコンクリートの水平精度施工が特殊冶具を採用することで実現できる。
一般的なベタ基礎は,建物の荷重や地震、車などの外からの振動を直接地中深くまで伝えてしまうため、地盤を刺激し沈下を増長させ不動沈下がおきやすくなる。
SRC基礎は、砕石や砂利層により地盤を直接刺激しないため不動沈下がおきにくくなるメリットも持っている。

天然の冷暖房効果が得られます。
砂利層は外気温の影響を受けにくく、年間を通じて温度変化も少なく安定しているため砂利層に蓄熱された温度は真冬の15℃から、真夏の25℃のサイクルを保ちながら、床上に天然の冷暖房効果が得られる。

地震や車、列車による揺れを減少させる効果もある。
基礎に使われているH型鋼材の内部土台は下地コンクリートと一体化されているため、従来以上の強度を保ち、安定したひずみのない土台が出来る。
計算上、基礎内の体積はベタ基礎の約3倍もあり、計算重量は約2倍になるため、地震や台風に強くなり、砂利層を持つ床下構造が振動を吸収分散してしまうのです。

これだけほかの基礎では得られないメリットがあり価格を考えなければ、間違いなくすばらしい基礎だといえる。
価格の問題を吸収するためにも、この基礎構造だからこそ出来る付加価値を創造すればよいのではないか。

オール電化対応の健康に良い1階全館床暖房がとてもローコストで出来る。
床暖房が快適で健康に良いことは間違いない蓄熱構造のコンクリート内に温水式床暖房の配管をすれば、低コストで効率的な床暖房が1階全体、トイレや玄関まで簡単に出来てしまう。これならば、電気式やガス配管の床暖房費用にくらべ絶対的な価格メリットが発生し、基礎のコストアップを消し去ってしまうに十分だ。

それに、蓄熱量の大きいコンクリートは小型のボイラーと併用することで、深夜電力を使うオール電化にも対応できるので、ランニングコストも大幅に安くなります。

小型ボイラーは、台所に使用する湯沸し機程度のものだから設置場所も選ばずボイラー燃焼音による近隣とのクレームもありません。
一般のガスや灯油ボイラーと比べ耐久性に優れ近隣からボイラー燃焼音のクレームなどの心配も一切ないのです。

基礎を価格でしか見ない場合、
熟練した基礎業者も必要になるこのような工法は採用することは絶対にありません。
しかし「長寿命とあわせて健康に良い住いとは」という質問を自分にすることによって採用すべき工法という結論に至ったのです。

次回は選択②
省エネで快適な住いに欠かせない
高断熱・高気密。 につづく・・・


本当の健康住宅を作るために  選択①

基礎は健康に害のあるシロアリ処理をしない。
オール電化対応の健康的な蓄熱床暖房を超ローコストで実現する。

住宅を簡単に理解していただくために一番下の基礎から考えて見ましょう。
基礎は、建物の構造にとって何よりも大切であることはいうまでもありません。
その最低条件は、上に乗る住宅を下からしっかりと支え地震などの災害に長期間耐えることです。

今は住宅の外周部を囲む布基礎が標準になっています。
土台などが腐りシロアリの餌食にならないように、床下の湿度を下げるため通風を確保し、乾燥させること大切です。
最近は、床下からの湿気を防止するため防湿コンクリートをして換気口ではなく土台と基礎の間にパッキンをはさむ方法が多くなったようです。そして、シロアリの被害から建物を守るためシロアリ消毒を5年に1回繰り返す。
これが一般的な工事と考えてよいでしょう。

シロアリの被害は、放っておくと とんでもないとこまで及びます。
下の写真は、築30年の木造住宅の解体で判明したシロアリ被害の状態です。

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1階の土台はもちろん、柱や2階の梁、そして屋根の垂木まで食われていたのです。こんなになった理由はシロアリ処理を定期的にキッチリしていなかったことに原因がありました。

もし、こんな状態で地震がおきたらこの住宅はひとたまりもなく崩れてしまい、住んでいた家族の生命と財産が損なわれる結果になってしまうことはほぼ間違いありません。

ここで、住宅の基礎部分について最近は二つの考えがあることをご紹介しましょう。
それは、「基礎から下を家の外」と考える従来のあり方に加えて「基礎から下も家の中」と考える新しい工法です。
一時期、外断熱がブームとなった時期がありましたが、これも木造であれば「隠れている木造構造部分の柱や梁も家の中」と考える断熱工法であり
その延長線上に基礎断熱といわれる方法があるわけです。

ところで、健康住宅である以上絶対避けたいこと
「シロアリ処理剤を住んでいる間は最低5年に1度まく」こんなに健康にストレートに影響する劇薬を住みながら床下に撒いていくとしたら・・・
・・・とても健康住宅などといえません。

家の外は、プラスの圧力、家の中はマイナスの圧力、気化した薬剤は間違いなく家中に広がることになります。
ハイハイをしている赤ちゃんや幼児、布団に寝ているお年寄りが最初に被害に遭うだけではありません。

家の中で過す生活の多い奥さんが、劇薬の影響を一番受けやすいのです。そればかりか近隣への住宅被害の報告も多くあり、我が家の問題ではすまなくなっている。
シックハウスというとホルムアルデヒドに象徴される化学物質が問題となっているけど本当は何よりも先に「シロアリ処理剤をなくす」ことが必要なのです。

数年前までは10年はシロアリに有効といわれる劇薬を使っていたけど、あまりにも強力なため住人はもちろん施工する業者もシロアリ処理剤による薬物被害が問題となり薬を少し弱いものに変えました。

結果として、5年に一度、シロアリ消毒の劇薬を撒き続けることになります。
一回平均10万円と考えると馬鹿にならない金額で、お金を使って健康に悪いことをするのは、誰が考えてもおかしいと思うのではないでしょうか。

木造住宅では、土台や根太などの床下に使われる木材をヒノキやヒバにすることでシロアリ消毒をなくす方法があります。
私は、床下空間にシロアリの餌となる木材があるから、消毒が必要なわけだから床下空間に木材を使わなければいいと考えました。

基礎断熱をして、断熱材はシロアリ対策がされていれば良いわけです。

そんな、シロアリに食われない外断熱材はあるのだろうか・・・・
一般的な板状の発泡ウレタンなどは、シロアリ対策はされていないのでまったく使うことは出来ない。
無機ガラス発泡体の断熱材が耐火性やシロアリに強く断熱性能に優れていることを知りました。

でも、価格や施工性は・・・
・・・施工性はまったく問題ないが価格は高い。

ローコストを最優先にすることが明確ならば、材料と手間を少しでも安くなる方法を選ぶのだろうが、私は本物の健康住宅を造ることが使命だと考えている。今、これ以上のものがないのなら価格に目を瞑っても採用するしかない。

わかりやすい事例ですが、住宅とはこういうコストの積み重ねで成り立っている。単純に坪単価いくらで比較できないのです。

では基礎工事をどのようにするか。

大学との共同研究・長時間にわたる実証データーをもとにした特許工法があった。その特許工法を採用するためには、最初に特許使用契約百万以上と、それに加えて一軒ごとの特許使用料が必要となります。

これも住宅コストに影響する問題はあるが、
健康についてはもちろん、大切な基礎として価格以上のメリットがあれば
採用すればよい。シンプルに考えることにした。

次回は 「蓄熱床工法とそのメリット」 につづく・・・


今 住宅は・・・

1カ月ぶり ご無沙汰の更新となりました。
いつの間にか季節は春、桜もほころび、新入学の季節となりました。
ここでもう一度 本物の健康住宅について書いてみたいと思います。

最近の住宅選びにおいては、
「そんなの当然でしょ」と考えられている建物に対する最低の基準があります。
地震に強い家、長持ちする家、健康な住い、快適な住いなど、どこでも宣伝文句にしています。
どこでも言うということは、そんなのは当たり前だと言うことです。

みんな同じならば、○○電器と△△電器の宣伝ではないが
「"他店より一円でも高ければいってください" 必ず、お安くします」が一番有効な宣伝になります。
同じメーカーの同じ品なら、価格とサービスが決め手になる。
価格とサービスとを比べれば、サービスは購入して問題があって初めて実感できるものでしょうから結果としては「価格がすべて」の購入判断材料となるでしょう。 ・・・違いますか?

家電製品と比べて住宅は、正直難しい。
なんだかんだといってはみても、家を建てようと考えているあなたの住宅に対する現段階の価値基準や知識・努力の範囲内で建つ家は決まってしまうからです。
そしてその後の家族の生活まで決めてしまうことになります。

それでは再度、健康住宅の条件を確認します。
心・体・お金と三つの条件を満たすこと。
そのために「避けたい、または出来ればやめたい」ことから一緒に考えて見ましょう。あなたが住んでいる今の家がマンションなどの場合、ピンと来る方とこない方がいるでしょうがここは一戸建てを検討しているという前提の下にこれからお話させてもらいます。

次回は選択①
基礎は健康に害のあるシロアリ処理をしない。
オール電化対応の健康的な蓄熱床暖房を
超ローコストで実現する。 につづく・・・


「住まいのスタイル」あなたはどっち!? ②

「いつでもきらく賃貸住宅」それとも「やっぱり持ち家」あなたはどっち
健康とは心も体もお金もバランスよく。

日本人は、農耕民族。
自然を愛し、恐れ敬いお米などの農作物を村の共同体で作ってきた。
移動する、引越しをする、自宅売却、できれば避けたいと思う人が大半だ。

「一所懸命」 土地に執着が強いんだよね。
ひとつのところに命を懸ける。
そんな生活にとって一番大切なことは「和」だった。

近所の人とのお付き合いは、主婦にとって変えがたい大切なもの。
新しいところで、また友達を作るのは結構気苦労だから。

「協調性とか和とか古いよ。今の時代には合わない」なんていわれちゃってるけど、そう簡単に二千年近くの習慣や価値観が変わりっこない。
人のものを略奪するのは「泥棒」でしょう。
この彼らとの違いは、どうしようもない。
だから、家も彼らのように資産にはならないのかも。

3世代にもわたって住み続けることのできた、昔の豪農や商家は次の世代には家の負担はないわけで、収入が減っても優雅な生活ができたのかもしれない。
でも、3世代、100年ももたず、たった10年もしないで価値のない中古住宅になってしまうとしたらそのときの残債と価値の差はマイナスになっている。
家を売っても借金だけが後々までついて回ることになる。

「なんだ、ならやっぱり賃貸がいいのか。」
ちがう・ちがう、最初に言ったようにしっかりと計画を立てた上で住宅はもってほしいと言いたいわけ。

月々8万円のアパートに住むとして、20年間で2000万円の支払いになる。2000万を払ったにも関わらず自分の物に何一つなるわけではないでしょう。

一方、住宅ローンとして月々家賃並みの返済で返す場合、金利を2.5%とすると20年間で元金1500万円借り、金利400万円支払うと総額1920万円。たとえ購入した不動産の価値が半分になったとしても元金の半分750万円は住みながら貯金したのと同じではないだろうか。

あなたが、自宅売却など考えない人だとすると価値が半減したかどうかは関係ないわけで、自宅を持つことでお金に返られない家族の絆や安心を手に入れることになる。

大切なのは資産になる家・負債になる家を、見極める目を持つことですね。


「住まいのスタイル」あなたはどっち!? ①

「いつでもきらく賃貸住宅」それとも「やっぱり持ち家」あなたはどっち
健康とは心も体もお金もバランスよく。

「なんたって自分のマイホームがいちばんだよ。現在は、貸家に居るけど、いつかは・・・・・」という人が7割いるという。 「男の甲斐性」いやいや「家は女の城」いろいろいわれるけどどっちも正解。

でもチョット待って。
ここは大げさではなくあなたたち家族の人生における一番大切な分岐点かも。

お金やリスクを考えなければそれは持ち家のほうがいいに決まっている。
貸家に比べればなんと言っても広いし、戸建は土地も付いていてガーデニングだって楽しめるし家族でバーベキューだってできちゃうわけで、アパートにいてはこんなことできっこない。

少々、通勤が不便になっても男って者は愛する家族のためになら、苦にはならないのだ。これは、縄文時代から変わらない男の性・そうDNAかもしれない。

漢字はその姿を形にしたもので「家庭」 家と庭がついて始めて家庭。
ということはマンションやアパートは・・・・時代が変われば変わるのかも。
持ち家の良さは、数え切れないほどありそうだね。

では、貸家に住み続けるメリットというとなんだろう。
莫大な住宅ローンに30年もの間 拘束されない。
いつでも、気楽に住まいを変えることができる。
駅前の便利なところにも住めるかな。などなど考えていた人たちもさすがに子供ができると真剣に自分の城を求めていく。

ここで大事なことは、計画性だね。
あなたは、「競馬・競輪・花札」など好きですか。
それとももっと大きく、先物取引・株式投資などをしますか。
たまに勝つこともあるが、素人の悲しさかほとんどの場合負けが大きいはず。

欧米人と違って、ほとんどの我が日本民族は投資や投機は嫌いな種族。
なんたって、彼らは狩猟民族、弱いやつを食い、略奪は生きるために当然というDNAである。だから住まいだって会社だって少しでも条件がよければ変わることは平気。
勝ち負けの世界の延長戦で投資をするわけで、住宅も投資の対象になっているわけ。だから絶対負けないために、手入れも怠らないし売却するときは持ち主がセールス顔負けに増築したことや設備を取り替えたことなど売り込むという。

というわけで、彼らにとって住宅とは楽しむとともに投資の対象になっているわけ。
だとしたら、支払うだけで自分のものにならない賃貸に住むことなんか考えられないでしょう。一部の人を除けばローンを組めない人たちが、一般的に賃貸に住みみ続けることになります。

「住まいのスタイル」あなたはどっち!②につづく・・・


花粉症に計画換気は良くない?

当社がテレビで放映されてから、全国のいたるところからお問い合わせをいただいている。

放送されたのは、せいぜい1、2分で会社の電話番号などは放送されていない。
どこで調べるのか電話やインターネットで信じられないほど問い合わせがある。
当たり前のことだが、テレビの影響はすごい。

しかしお問い合わせに答えていく中で、「うーん」と感じたことがある。
実際に苦しみ、少しでも楽になりたいという切実な思いの割には住まいと花粉症の関係に無頓着な人が多いのではないだろうか。

花粉の多いときはできるだけ外出を避け、外出時は薬やマスクを着用するとかさまざまな工夫はされている。
しかし、考えて見ると自宅にいても花粉は容赦なくついて回る。

とくに最近は、住まいに計画換気が義務となったため家の中は二時間に一回空気が入れ替えられる仕組みになっている。
これって花粉症の人には良くない仕組みなのでは。

一般に使用されている3種換気という仕組みは自然吸気・機械排気で外部の新鮮な空気を取り込み、家の中で発生した有害な物質の除去などには効果的なのだが、自然吸気口にフィルターがついていても全ての花粉を除去することは出来ない。ある一定まで細かく分解された花粉粒子は空気と一緒に花粉まで家の中に取り込んでしまうことになる。

「外出したときは、玄関で花粉をはらう」などしても24時間花粉を強制的に家に持ち込む仕組みがある以上、何の役にも立たない。
むしろ重度の花粉症に悩む人には害になることに気がついていない。

どうすればいいかというと、
重度の花粉症に対応できる換気システムは、機械吸気・機械排気の第一種換気装置で、なおかつ、高性能フィルターを設置して花粉を除去し、それこそ新鮮な空気を家の中に満たす仕組みになっていなければならないことになる。
これは建築業者も、知らないのであなたが知識として持っている必要があります。

結論としては、花粉症で悩んでいる家族が一人でも居るのなら新築するときには少なくともフィルター無しの3種換気はやめたほうがよいと思う。
重度の症状を持っている方がいれば、高性能フィルターつきの第1種換気をお薦めする。
せめて家に居るときは花粉に悩まされないためにも。

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第3種換気概念図 外気は自然吸気口よりそのまま取り入れられる

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第1種換気概念図 外気は一括してフィルターを介して各部屋へ供給される


住めば都 ・・・地縁が大切

今は30台の夫婦が土地と家を購入する中心の世代です。

つい最近までは、二世帯住宅を建てた家族も「二世帯住宅の難しさを知ったのでしょう」
少し離れたところに住むほうがお互いに、よいと感じているのだと思います。

考えてみれば当然なことで、特に都心部でない場合は費用的に考えると二世帯住宅に建替えた場合と土地つき新築建売を近くに購入した場合と大差ありません。
だとしたら、我慢して一緒に住むより「スープの冷めない距離」に住んでいたほうがお互いにプラスだと思います。

熟年世代は、一昔前のおじいちゃん、おばあちゃんと違って「孫の面倒をみて余生を過ごそう」などと考えていないのです。
むしろ、「やっと自由に使える時間とお金を有意義に使いたい」と考えています。

特に女性は子育て時代から培った趣味の仲間たちと楽しい時間を使っています。結婚を期に親元を離れていた若夫婦も、子供の誕生によってどちらかの親元の近くに引っ越してくる場合が多くなっています。
しかし親の立場で言えば、孫はかわいいものの、「孫の面倒を見る」という昔のような役割は望んでいません。

具体的な事例として私たち家族の場合を取り上げてみます。
もちろん、私たちが標準とは思いませんし多様な家族のスタイルがあることでしょう。それをお断りした上での「我が家族」です。

私たち夫婦も、子供たちにできれば近くに住んでほしいと願う年齢になりました。世間で言う、団塊の世代の夫婦でそれこそ戦後の焼け跡で成長し高度成長期や石油ショック、不動産バブルなどさまざまな経験をしてきたわけです。

家族の形も戦後大きく変わったといわれていますね。
大家族から核家族へと変わったことは、我が家もまったく同様です。
土地に根付くことなく、職場の移動、家族の増加にあわせ次々と住まいを変えてきました。

やっと、自分なりに落ち着いた場所は生まれ育った場所とは遠く離れた場所です。しかし子供たちにとっては、この川越の今の住まいが実家なのです。
多くの場合、住む場所や地域とのつながりが濃密なのが主婦で、長い間住んでいるこの場所こそ、居心地のよい都といえるようです。

子育て世代になると、とくに子供の学校や友達を変えることには多くの場合抵抗があり住まいを探す段になると今の住まいの周囲で考えるようになります。
中古住宅の購入した人の多くが「半径500メートル」以内に住む人だといわれています。

それは、地縁を家族の縁より重要にみている証拠かもしれません。
とすると、親の立場から言えばこの時期を逃すと二世帯住宅どころか「スープの冷めない距離」にお互いに独立した世帯を持つことも難しくなってしまうわけです。

我が家は、男の子供が二人いますが、長男は札幌で勤め結婚をして子供が誕生しました。お嫁さんの両親は札幌にいますので、昔のように「嫁をもらった」とは形ばかりで実際には、婿に行ったようなものです。

これは、私の場合だけではないようで「お嫁さんの実家」との縁がどちらかというと強くなっていく傾向があります。
それも、時代の流れといえるのではないでしょうか。

せめて、「もう一人の子供だけでも近くに住んでほしい」と思うのは親の本音。
そのために、近くに再生可能な中古住宅を購入することにしました。
この続きは、「再生住宅かすみ野」としてご紹介したいと思っています。


こんなに楽しい趣味はない

新築住宅を専門としてお客様のさまざまな要望を家・住まいとして形にする仕事を長いことしてきました。

今になって思うことは、住まいは「家族の成長や時代に合わせて姿を変えていかなければいけない」という単純な事実です。
今の生活にベストであるということは、違った生活になれば不自由なことになるわけでそういう意味で言えば、細部にわたるまで顧客と詰めきった住宅が正しかったのか疑問があります。

そんなことはわかっているにもかかわらず、今でも現在の要望をかなえるため日夜苦労をしている自分が滑稽でもあります。

新築時にお客様に言う言葉は、「おめでとうございます。」
「ご家族にとって待ち望んだ念願の住まいが完成しましたね。」
「ところで私から一言だけお願いがあります。」
「子供さんのいたずらに必要以上に神経を使わないようにしてあげてください。ご夫婦にとっては、快適な住まいでも子供さんにとってみると今までのように自由にできない住まいであったらかわいそうですから」とお話したりしています。」

新築時引渡し時に、不具合があるのは業者として当然あってはならないことですがたとえ、完璧な状態で引き渡したとしても年月とともに汚れていくものです。気持ち的には、新築だからこそ いつまでもきれいにしておきたいことは理解できるのですが、それよりも必要に応じて改修したりメンテナンスをすることのほうが大切です。

確かに、新築住宅が完成するまでの一年・二年という期間はすばらしく楽しい時間です。夢をいっぱいに膨らませ業者を決めるためのモデルハウスや現場見学会、カタログなどの検討はどんなに時間を使ったとしてもつらくないわけで、レジャーを楽しむ以上の「ワクワク」した時間を家族全員で共有できるのですから。

その証拠にほとんどの人が引渡しのときに言うことは
「もう完成してしまうの。毎日現場に来て家が少しづつ完成していく姿を見るのがとっても楽しみだった」
「毎日、夜になると懐中電灯をもって見にきていたのですよ。これからは、それがなくなってしまう」

夢が形になっていく過程ほど人をワクワクさせるものはないでしょう。
それだけに、新築住宅が完成した喜びとは別に「作り上げる過程を楽しめなくなった」ことに寂しさを感じるのです。

20年以上の長期ローンを組んで作り上げた住宅では残された楽しみといえば庭に花や芝を植えてガーデニングを楽しむ程度になってしまいます。
私どものお客様の中にも作り上げ続ける楽しみを継続したい。
趣味として日曜大工をしたい。
などの理由で一部を未完成にして引き渡すことがあります。

正直、新築時に一気に仕上げたほうが費用的にも時間的にもお得なはずなのに自分で好きなときに、好きなように家を完成させたいと考えておられるようです。

再生住宅の対象になるような住宅は、新築から20年以上経過した家がほとんどです。
はっきり言って、今の自分の理想的な住まいにするためには建替えたほうが早い。少なくとも、現在の満足感は比較にならないはずです。
しかし・・・・・・新築までの楽しみが終わったら次の機会まで待ちますか。

不満だらけの家だからこそ、それこそ長期の予定表を作り毎年一部でも満足する住まいに改善していくことができます。
暗い台所であったからこそ「明るく清潔で使い勝手のよい台所」に感激するのです。

人は、一箇所がよくなると次にまた改善したい場所がやたらと気になるもの。
そして新築と異なり無理をしない予算の範囲内で手直ししていけます。
新築間もない住宅の場合、壁に絵をかけるための釘さえも躊躇しますが古い住宅は、どのように手直ししても怖くはありません。

あなたや家族がそろって日曜大工よろしくリフォームすることもよいでしょう。
台所や洗面設備なども工夫をすれば安く手に入れることもてきます。
住宅部材を扱っている会社などには、カタログに載せなくなった商品が在庫としてある場合、格安で処分してくれるのです。
信用の置ける工務店や建設会社と懇意にしていると希望の商品が手に入るかもしれません。

最近多くなったのが、ムク材を使った内装の仕上げです。
これも、商品として十分な在庫にならないものは安く売ってくれます。
それらを使って、自分で楽しみながら住まいのリフォームをすれば、趣味と実益そしてご家族の尊敬のまなざしと笑顔が獲得できるかも。

どちらにしても、もともと評価としてはゼロまたはゼロに等しい中古住宅だからこそできる楽しみなのです。
もちろん、耐震性の向上などプロに頼んだほうがよい場所は依頼したほうがよいのは言うまでもありません。

次回 再生住宅工事
「住めば都 ・・・・・地縁が大切 につづく・・・」


再生住宅の総括

事実はまったくの新築住宅といってもよい。
いや、むしろ新築以上に費用がかかってしまったと思っている。
ここまでやる現場は、再建築不可の住宅だけなのかもしれません。

工事も含めて多くの出来事がありましたが、当初の目的はほぼ達成できたようです。

・ 建築年数と劣化の度合いの確認。
・ 建物の検査による評価では確認不能な解体実態。
・ 居住者によって家の状態が判断可能なこと。
・ 基礎の補強のあり方や耐震補強の方法。
・ 断熱気密工事の方法が新たに発見できたこと。
・ 「こうすれば、工事費はもっと節約できる」というポイント
・ 現場におけるさまざまな事柄をアドリブで処理する能力
・ プロジェクトを成功させる最適なチームの編成

 ・・・など、多くの気づきを得ることができたようです。

デザインについても、新らたな挑戦ができたと思っています。
時代とともに住宅デザインも大きく変化しています。
いつ建てた住宅なのかは、外観デザインである程度判断できるほど、流行にあわせて多くの人が同じような住宅を建てるからです。

今回は、時代の変化に影響されない住まいができました。
この再生住宅は、大変シンプルなデザインです。
厚化粧の住宅を見ている人、望んでいる人には物足らないことでしょう。
しかし、本物は余分な化粧をしないほうがよいのです。

見る人が見れば価値がわかる。
使えば使うほど、違いを日々感じ取ることができる。
そして、生活にゆとりをもたらすほど光熱費が少なくてすむ。

このモデルハウスは近い将来売却する予定です。
この建物を購入した人に、作り手としての思いや意図を感じ取っていただくと共に自然豊かでありながら、生活環境も整備された学園街で生活をエンジョイしてもらえれば幸いです。

そしてもう一度、住まいにとって大切なことを言いたいと思います。

どんなにきれいに見える建物でも、必要なメンテナンスをしないままでいると多くの箇所が腐りそしてシロアリの被害にあう事実。
新築してから何年たっているかという基準で中古住宅は見てはいけないのです。

どのように住まい、どのように手入れをしてきたかは、そこに住んでいる人たちの自分の家に対する愛情の裏返しです。
家の中や、庭など目に付くところが整理されていない住宅の多くは、必要なメンテナンスはされていないと見て間違いありません。

中古住宅の売買に当たっては、うわべだけリフォームされた住宅に魅力を感じるかもしれませんが、大切な部分が見えなくなってしまいます。
逆に言えばボロを隠して売り易くするために業者はリフォームするのだと考えたほうが間違いなさそうです。

何度も言うようですが、新築住宅の場合ちょっとした棚や絵をかけるための釘さえも取り付けるのは考えてしまいます。
中古住宅だと、自分の予算に合わせて必要な時、必要な場所を無理のない費用で自由気ままに変えることができます。

土地は昔に比べてずいぶん安くなり、建物つきの建売住宅がどんどん売れています。しかし、10年もしないうちに土地のみの評価でしか売れないとしたら、ローン残債がいったいいくら残っているのでしょうか。

「いや、とんでもない。売ることなどまったく考えていない」といわれるでしょうが現実に、多くの新築間もない物件が中古住宅として売りに出ています。
その理由はさまざまですが、建築年数の浅い売り家も多いのです。

賢い住宅の求め方として、
建売ではなく、注文建築の中古物件。
土地の評価と建物の評価をしっかりとする。
建物を使うことが前提の場合、見えない部分の調査をする。
などの注意が必要です。

次回 再生住宅工事
「こんなに楽しい趣味はない につづく・・・」


色を使わないインテリアデザイン

広々とした空間を作る。
都会的な、インテリアとする。
仕上げ素材は、健康によい本物の材料を選ぶ。
コンセプトはシンプルな本物の家具が似合う部屋。
自然の中にありながら、
都会の高級マンションにいるような室内が求められたのです。

「ところで、床材はどうする?」
「パインは、カントリー風で使いたくないし、メープルやオークもいまいちだな」
「どんな、床がいいと思う」

「赤みのあるカリンはどうでしょう」

「いいね、今まで当社では一度も採用したことがないから、サンプルをとってください」「それと、ムク材で自然な塗装がされていること」

サンプルは自然な塗装がされた厚さ15ミリのカリンムク材、幅は一定で長さはまちまち。色も、結構ばらつきがある。
塗装も普通に見られる床材と違って、いやなテカリはなく、ほっとする。

カラーフロアーなど、工場で合板の上に貼った床材を見慣れた人には物足らないかも。
造ったときが最高で、あとは年月と共にどんどん劣化する材料と違って、使い込むほどに魅力を増すことだろう。

この床材は、とっても固い。
オークの床材よりも固いのだ。
大工は、苦労してそれこそ一枚一枚丁寧に時間をかけて作っていった。

「壁などはどうしますか?」

「ドライウォールで仕上げはチャフ塗装仕上げにします」

「高くつきますね、健康塗料だけではだめですか」

「たしかに、内装仕上げの面積はものすごく多いから、高くなる」
「でも、それだけの面積が健康に直接影響する以上使うのは当然だよ」
「ここは、私の予算枠・・・・・」
勝手に自分で予算枠を作ってしまった。

チャフウォールというのは商品名。
原料は、ホタテの貝殻を長微小の粉末状にしたものだ。
現在年間15万トンのホタテ貝殻が廃棄されています。
この資源の有効活用を図るために八戸工業大学との産学共同研究バイオニックデザインによって開発された画期的な次世代型内装仕上げ材です。
これは、NHKをはじめ各テレビ局で何度となく放送されています。
公共施設や病院・老人ホーム・学校・ホテルなどにも採用されている健康素材です。
 ・ホテルニューオータニ札幌、青森県立今別高校、東北地方建設局環境教育体験館、山田こどもクリニックなど多くの施工実績があります。

当社の内装仕上げの約半数は、チャフウォールでもあるのです。
自然素材であるホタテの貝殻であるため色調はオフホワイトの一種類しかないのが欠点といえば欠点ですが耐火性に優れ、ホルムアルデヒドやVOCを一切含まず、他の建材・家具等から発散される化学物質を吸着分解、しかも廃棄時に公害の原因となりません。

入居者から一番わかりやすく評価されているのが
消臭能力でタバコやペットのにおい、各家庭特有の生活臭がなくなったといわれます。
あわせて、抗菌性にも優れカビやダニの発生を防ぐだけでなく、吸放湿性に優れ通気性と合わせて室内の結露防止と保湿に効果を発揮します。

チャフウール仕上げをより効果的にするためにもデザインが大切で、すっきりと仕上げるため壁と天井の枠もなくした。
大工は大変かもしれないが、普段はデザインにとって大切なこれらの枠はデザインを台無しにする場合がある。ついでに、窓枠も下台だけにしてもらおう。

すっきりとした白中心のインテリアの中に、カリンの床と同色の枠が取り付けられている。ドアも、余分な飾りを一切やめてカリン色で統一した。
本物素材を使うからこそ余分なもの入らない。
それこそ「シンプル・イズ・ベスト」と思っている。

次回 再生住宅工事
「再生住宅の総括 につづく・・・」


プラン・間取り

そもそも、景色を取り入れたくて生活スペースを2階に設定したのだから
広いバルコニー(洗濯干し場かな)も当然つけたい。
でも、大きすぎれば1階の部屋の日照が阻害されます。
アルミ製のバルコニーはメンテナンス的にいいけど、この家の考え方には合わないためサイプレスでバルコニーを作ってあります。

1階の個室は、8畳の寝室だけをつくり、それ以外の部屋は住む人の家族構成や生活の変化に合わせて自在に設定できるでしょう。

玄関の上は、吹き抜けになっていてキッチンから人の出入りがわかります。
玄関の正面は、ホールとして南に向かって7畳以上あり、ここは多目的な場所として造りました。

白く大きな掃き出し断熱サッシの前には、サイプレスで造られたウッドデッキが広がる。本当は、予算があればビルトインカーポートの上にも、ウッドデッキをつけたかったのだがますます、当初の予算より膨らんでしまうため、断念しました。
外部には、大きな外物置も作る予定になっている。

階段は、一般的な階段より二段増やし、ゆったりと2階に上がってもらえるように造りました。
階段の仕上げも、こだわった。
床材と同じ材料で大工さんが苦労して作り上げたのです。

次回 再生住宅工事
「色を使わないインテリアデザイン につづく・・・」


トイレ・洗面・バスルーム

キッチンが2階、寝室は1階、では洗面や風呂は・・・・
「風呂や洗面は、1階がいいのではないかな」

「個室の近くにあるのは日本ではなんとなく向かないかもしれません」
「普通は、1階にリビングダイニングや水周りが集中して、個室は2階になりますよね。そんな生活パターンに慣れていると、水周りを分離するのもどうかと思います」
「台所の仕事をしながら、洗濯もするのが生活の習慣になっていませんか?」

「たしかに、マンションなどはひとつのフロアーにまとまってるね」

「今回は、1階にはトイレと洗面台を取り付けて、脱衣を兼ねた洗面は2階にしたいのです」

広々とした、2階のリビングダイニングに隣接して、トイレや洗面・風呂を造ります。家族が中心に使う、でもトイレのドアがリビングから丸見えにならない工夫や脱衣に、十分な収納のスペースが求められます。

「ホテルではないのだから、収納を充実したほうがいいでしょう」

「広々としたカウンターの洗面もたしかに魅力だけど、ものが収納できない」
「まったく両方を求めるのは無理だけど、せめて洗面ボールも大型にして、カウンターは人造大理石、お化粧スペースでもあるから三面鏡のミラーキャビネットをつけたいね」

ミラーキャビネットの裏は収納スペース、アッパーキャビネット収納を付け、幅は900㎜とゆったりとしています。

でも、家族四人分の収納と、着替えやバスタオルなども収める場所がほしい。洗面所の中に間口900の収納を造れば脱衣と洗濯・着替えが一箇所で完了します。それと、1階にも収納十分の大型洗面化粧台がトイレスペースの中にあります。

風呂はユニットバスの一坪タイプ。
2階だから窓も大きく取れます。
浴槽のサイズも内法寸法1.35メートルと子供と一緒にゆったりと入れるサイズにしました。天井もドームタイプにして圧迫感はまったくありません。

今は、お湯はりもリモコンで簡単にできる時代。
キッチンにいながら、必要なお湯を浴槽に入れることはもちろん、温度の設定も思いのままです。
お風呂の中でも、リモコン操作ができますが、「ウッカリしてお湯をあふれさせたり、沸かしすぎたりする」ことがありません。
家事がますます簡単・快適になっているのです。

トイレは、2箇所。2階はウォッシュレット、残念ですが1階はウォームレットです。

次回 再生住宅工事
「プラン・間取り につづく・・・」


地震における耐震について

昨年 発生した新潟中越地震では、地震の怖さと日頃の備えの大切さを再確認されられました。
被害に遭われた皆様には心よりお見舞いを申し上げます。

私たちが家づくりのメインとしている、面構造のツーバイ住宅における被害の中間報告が日本ツーバイフォー協会より発表されました。
昨年11月30日までで、全供給戸数の96%の調査が終了しています。
ツーバイ工法の被害状況は以下の通りです
(対象 協会加盟で実績のある6社)

全壊の住宅 0棟
半壊の住宅 0棟

地震の揺れ、地盤の崩落により多少補修を必要とする住宅 4棟
クロスにシワやクラックが生じたが、居住に支障のない住宅 174棟

特に被害のない住宅 522棟

面構造のツーバイ工法の建物が家具の転倒などを除けば、しっかりと命を守っていることが伺える結果となっています。
また、家づくりに携わる責任の重さも改めて確認させられるものです。

住宅は家族の生命や財産を守るものとして、これからも家づくりのお手伝いをしてゆこうと感じた次第です。

次回 再生住宅工事 住宅設備編
「トイレ・洗面・バスルーム」


照明器具とインターネット

この再生住宅の中心はキッチンスペースなのです。
家事仕事の中心を占めている場所が、建物の中で一番快適でなければと考えました。

この敷地は、北東に向かって豊かな自然があり、特に2階に上がると眺めがいい。建物の一番の場所をキッチンとして設定することは当然のことです。

そのキッチンで使うキッチンシステムは・・・・・・・
うかつなものは使えないのです。
たとえ、辻設計士でも当社のベテラン主婦であり社員の飯島さんに意見を頂戴することにしました。

彼女も今、自宅を新築中。
もちろん、オール電化の住宅がまさに工事中なのだ。
当然、一般の主婦と比べれば住宅会社に勤めているのだから建物は詳しいうえ、自宅を作っている最中だからいろいろな意見を持っている。
しかも、仕事を持つ主婦として誰よりも生活の感覚が優れている。

「飯島さん、キッチンについての意見を聞かせてもらえませんか」
「いいですよ」

「どんなことがキッチンに必要でしょうか」
「いくつもあるけど、作業スペースが広いこと、掃除や後片付けが楽なことね。もちろん、キッチンには十分すぎるほど収納があって見た目にも明るい楽しいキッチンがいいわ」

「今回は、飯島さんのところと同じようにIHクッキングヒーターや食器洗い乾燥機も取り付けようと思っています。対面キッチンにするのですが、どうでしょう」
「一般的な対面のシステムキッチンは、作業スペースがすごく狭いのよ。それに、コンロ周りは壁でしきられて暗い気がするくらいの」
「主婦としては、広々とした大理石のカウンターがあって明るいカラーのキッチンがほしいものよ」

「もっと言ってもかまわない?」
「ええ、黙って聞いているとスッゴク高くなりそうだけど理想ですね」

「暗くしないためには、食堂との間の壁や吊り戸棚は要らないわ」
「でも、収納は?」
「それは、キッチンの反対側にレンジやポットそして電気釜も収納できてその他の台所用品もあわせて収納できるようなカップボードがあればすむでしょう」
「高くつきますよ」
「私は、理想を言っているだけ」

「もうひとつ、食堂側でも収納は必要ですよ」
「なんか、すごいキッチンになりそうな・・・・でも高そう」
「会長が予算を出してくれるといいけど」
「それは、相談してみればいいでしょう」

「私は諦めたけど、松下電工に私の言ったようなシステムキッチンがあるわよ。特に気に入ったのがワインレッドのキッチンが素敵ね」
「僕は、ブルーを考えていたのだけど」
「それは、辻さんが男性だからよ、女性だったらワインレッドよね」

隣にいる、女性の社員に意見も同じだったのです。

高断熱高気密のオール電化住宅に使う台所の排気は「同時給排気システム」のシロッコファンを採用します。それは気密住宅なのに壁に穴を開けたままでは、計画換気がうまく作用しないからです。

さて、飯島さんの言っていたシステムキッチンとは・・・・・
辻設計士も、どうせならいいものをまとめようと思ったようで、IHクッキングヒーターも一番よいものをセットにして持ってきたのです。
クッキングヒーターの食堂との仕切り壁はなくし、キッチン側から食堂が透けて見えるが食堂側からは見えないガラスのパネルを使うタイプです。

人造大理石のカウンタートップの幅はなんと98.3センチもあり食堂側は収納スペースになっています。カップボードは幅1.8メートル高さ2.3メートル
キッチンと同じワインレッドの家電収納タイプがしっかりと入っているのです。

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松下設備システム 集いフィットシリーズ

「会長、飯島さんの意見を聞いて主婦が希望する理想的なキッチンをまとめてみました。キッチンは一番大切な場所ですから、当初の予算ではなく見てもらえませんか」
「どうして、うちの人たちはいいものばかり使いたがるのかね」
「社風でしょう」
「それはわかるけど予算が心配だな」
「見積もりは取り寄せますが、定価は施工費ともで200万を少し超えるぐらいです」
「一般的な標準プランの場合は定価で50万程度だよね。カップボードやIH、食器洗浄乾燥機つきとは言いながら4倍か」
「この家は、主婦のために考えられたような家になったね」
「使い勝手もいいし、毎日の生活費である電気代も安くなりそうだ。もちろん、その分最初に投資する金額が一般よりはるかにかかってしまうけど」

そこまでやるの・・・・
どうせなら・・・・・・
こんなやり取りがあって、大幅な予算超過ではあるが、理想のキッチンをつけることになりました。
女性の夢は、高く付きます。

再生住宅コラム 今回が本年最終更新となります。
皆様 良いお年をお迎え下さい。

次回 再生住宅工事 住宅設備編
「トイレ・洗面・バスルーム」 につづく・・・


照明器具とインターネット

建物の設計者である辻さんには、照明器具はインテリアイメージとして大切な要素のひとつでした。

結構、こだわってますよ。
特に、階段上部の照明は必見。

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YAMAGIWA

船舶につけるような大きな照明器具が取り付けられました。
最近よく使われる「ゴールドカラー」はなくしています。
シンプルででしゃばることのない照明器具が各部屋に。

もちろん省エネを考えると蛍光灯になりますが蛍光灯の寒々とした光はいただけません。白熱電球色の蛍光灯で全体をまとめることにしました。
ホンノリとしたこれらの照明から出た光は、家族の団欒を一段と楽しいものにしてくれることでしょう。

再生現場は、給水排水などと同様、電気の配線工事もすべて新しくしました。
当然、これから必要なインターネットのLAN配線も各部屋に配管してあります。

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マルチメディアコンセント

いまさらパソコンに普及がどうのこうのというつもりは毛頭ありません。
現実に、各家庭に普及していて古い住宅ではこのための配線をしていないため結構不自由しています。

どこの部屋でも、インターネットを楽しめるようにする、そんな時代が今きているのです。

次回 再生住宅工事 住宅設備編
「キッチン ここは、主婦の城」 につづく・・・


最低限の冷房機

今回の再生住宅は、
最低限の冷房設備で延べ床面積40坪の住宅の冷房効果を体験できることになります。
1、2階にそれぞれ一台の一般用のエアコンでどの程度快適な生活が可能なのか楽しみでもあるのです。

玄関には、吹き抜けがあり、まったくといってよいほど仕切りのないワンフロアーの住まいだから、普通は冷房も暖房も効果がないと思うかもしれませんね。
しかし、家全体を高断熱高気密にした住宅では、むしろ仕切りのないオープンな間取りのほうがより効果的なのです。

高断熱高気密の住宅では、今までの生活と違う考えや行動が必要だと思います。今住んでいる住宅の場合、冷房であれ暖房であれ基本的に住宅全体ではなく 今いる個室の空間を冷やしたり暖めたりすることが生活習慣として確立されています。

「寒いから、ちゃんと扉を閉めて」などという会話が家庭の中でされていることでしょう。しかし、高性能の住宅は「部屋という小さなスペースの考えを住まい全体に広げる」ことが大切です。

「冷暖房は、家全体を暖めたり冷やしたりする」ということになりますね。
あなたは「使ってもいない部屋まで冷暖房するのは電気代の無駄になる」と思うかもしれません。
しかし、結論から言えばむしろ今までの電気代より安くなるのです。
そして、各部屋間の温度差をなくすことによってヒートシュックによってお年寄りが倒れることも防げ、結露やダニの発生までも防止できます。
家全体が蓄熱体となり、冷房や暖房によって使われるエネルギーの貯蔵庫の役目を果たしてくれます。

ただ、ここで注意しなければいけないことは「何度も言うようですが生活習慣を変える」ということを理解しなければいけません。
あなたやご家族は「今までのエアコンの使い方はこまめにスイッチをオン・オフしていましたね」
これからは、「温度設定したら常に使用期間中はオンの状態を保つ」とことになります。無駄と思うかもしれませんが、たとえとして適切であるかどうかはわかりませんが車の運転で考えて見ましょう。

たとえば、「高速道路を時速80キロで巡航運転しているのと、市街地でブレーキを踏んだりアクセルを吹かしたりして運転する場合と比べる」とどちらが経済的ですか?

エアコンには、温度センサーがついていて自動的に一定温度になるとスイッチをオン・オフしています。ほんの少しの温度差分だけ常に暖めたり冷やしたりしてくれています。
住まいにとっては「外部から余分な熱の影響を極力排除する」ことのできている
高断熱高気密の住宅はこれが可能なのです。

夏場は、生活の工夫としてもうひとつお勧めすることがあります。
余分な熱を住まいに入れないために「窓の日射遮蔽の工夫をする」ということです。
簾やヨシズを外部にするだけでとっても効果的です。

次回 「照明器具とインターネット」 につづく・・・


蓄熱床暖房と電気ボイラー

床暖房といえば、高温床暖房を、ガス会社を始め多くのメーカーが採用しています。どちらかというと、この床暖房は昔ながらの個室単位で考えられているようですね。

テレビの宣伝などで床に寝ころがり、「あぁー、とってもあったかい」という宣伝をあなたも見たことでしょう。
これが、一般的なユーザーの床暖房についての知識です。
しかし、体が触れて温かく感じる床暖房は、低温ヤケドや体のバランスを壊す危険もあるのです。

直接床を暖かくするためには、かなりの高温で床材を暖めなくてはならないため床暖房に対応した床材しか使えません。
そして、工場で生産するためむしろ工事費まで含めるとびっくりする価格になっています。

費用が高いため、一部の場所しか使わないといったことになってしまい、家の中に不要に温度差のある部屋を造ることにもつながりますし、ランリングコストも馬鹿になりません。

それに比べて、今回採用している蓄熱温水床暖房は玄関はもちろんトイレや部屋の内部などの1階のすべてのスペースをコンクリートの蓄熱体を温水の循環で暖めて、その熱によって暖房するものです。

近隣との問題になりやすい屋外ボイラーを使わず小さな電気ボイラー1台を室内に設置して温水を循環させる仕組みになっています。
床が直接暖められるものではないため、どんな床材でも対応できます。

そして、空気を直接暖めないため「ムッ」としたいやな温熱や、部屋の上下に温度差も発生させないのです。
ここでは、あわせて床下に外気を循環させる換気の取り入れ口にしてあります。床下で温められた、空気が床に取り付けられたスリットを通じていえ全体に循環します。
換気と一緒に暖められたマイルドな新鮮空気が家全体を包み込むことでしょう。ここで大切なことは、床下の空間をシロアリ消毒しないことですね。せっかくよいシステムであっても健康を損なっては、価値がありませんから。

これは、電気ボイラーで温水を循環させコンクリートを温めて蓄熱した上で、建物内部を温めるものです。
一度 蓄熱されると、長時間効果が長続きし健康にも優れた設備といえます。

ここに使われている電気ボイラーは、他の石油やガスのボイラーと違って、燃焼音を発生させませんから近隣にご迷惑をかけることもありません。
まったく燃焼部分がないため室内に設置して音もなく床を暖めてくれる上、メンテナンスの必要もありません。故障する燃焼部がないため、長いこと使える機材です。

電気会社と契約をするときに、時間帯別の契約をすれば深夜から早朝にかけて蓄熱させ電気代を割安にすることができます。

次回 「最低限の冷房機」 につづく・・・


IHクッキングヒーター

忙しい現代の主婦には一番喜ばれることがいっぱいあります。
社員で家を建てた人はたくさんいますが、特に評判がIHヒーターはよかった。
特に、主婦にとってはしたに書いてあるような理由があるのだろうか、毎日使うだけになくてはならないものとなっているようです。

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National製 IHクッキングヒーター

● 強い火力と安心な機能
快適なキッチンの主役でもあるIHヒーターは直接加熱方式で熱効率が高いのです。磁力線で鍋全体を発熱させるため約83~90%という高い熱効率が得られます。
だからお湯が沸くのも早く、強火の料理もお手の物になります。また火力の微調整もかなり細かくできるのです。
火力はガスコンロと変わりませんが、火を使わないため立ち消えの心配もなく、たとえ消し忘れても自動OFF機能があるため安心です。

● お掃除簡単、清潔なキッチン
ガスのように燃焼がないため、上昇気流による油の飛び散りも少なくキッチンはいつも清潔です。「換気扇が油でベッタリと嘆くこともありません」
フラットなトッププレートは吹きこぼれてもサッと拭くだけで掃除が簡単。
加熱時以外は調理代としても使えるので、キッチンスペースも広く使うことができます。

これら優れた機能が備わっているため、当社では新築住宅の多くがIHクッキングヒーターを採用しています。
再生住宅は、今一番進んだ住宅のシステムを導入することが条件ですからIHクッキングヒーターは当然ですね。

次回 「蓄熱床暖房・電気ボイラー」 につづく・・・


エコキュート電気温水器

実は、オール電化住宅がなかなか普及しない理由のひとつに、電気温水器があるのです。知っていましたか?

これは、敷地 特に近隣とのスペースにゆとりが取れないため設置できないという単純な理由です。
我が家は新築したときから電気温水器を使っていて20年になりますが、19年目にして電気温水器を初めて交換したのです。お風呂には、追い炊き用としてガス釜をつけてあるのですが、ガス釜は現在使っているもので4台目になります。

一方、電気温水器は故障が少なく、大変長持ちしてくれたのですが、交換したわけは二つありました。
ひとつは、電気温水器に給水する水道管がさびて赤水をタンクに送っていたからです。タンクも当時はステンレスではなかったようで腐食が進んだのが交換した理由です。

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エコキュート(ナショナル)

最近、電気温水器でもエコ給湯タイプも出ていますね。
この現場は、設計やメーカーとも相談し、エコキュートを採用しました。

エコキュートは当初は設備や工事費なども高いけど毎月のランニングコストは安くなります。家庭のランニングコストの30%以上がお湯にかかる費用だといいます。
このエコキュートを使うと一ヶ月の電気代が「なんと1000円程度で済む」というのです。もちろん、電力会社と相談して深夜電力などの契約を結ぶ必要はあります。

この程度の費用で済むということは、設備費用の価格差程度はおそらく5年程度で解消できる計算になります。
そして、ガスや石油ボイラーのように騒音がないため近隣に対しても安心なのです。もちろん、2階であっても水圧はしっかりと確保できる仕組みになっています。

それと以外に大事なことは、貯湯式であるため地震などの災害時に万一断水してもタンク内のお湯が生活用水として使えることです。

ここで、エコキュートとは・・・について最低限の勉強をします。
まず、エコキュート「CO2冷媒給湯機」は電気のエネルギー(コンプレッサー)で大気中の熱を上手にくみ上げて、お湯を沸かすために必要なエネルギーをつくります。
電気のエネルギーをそのまま熱に変換するのではなく、自然エネルギー(大気熱)を利用することで、使用する電気エネルギーに対して約3倍の熱エネルギーを得ることができ省エネに抜群に優れています。
また、環境にも優れていて、ヒートポンプシステムの冷媒に自然界に存在する
CO2を使用し、オゾン層の破壊や温暖化ガス排出を抑制します。

次回 「IHクッキングヒーター」 につづく・・・


オール電化住宅

このニュータウンには、坂戸ガスが各敷地に当初からガス配管をしてあります。
当時は、オール電化住宅など考えてもいなかったわけですから必要だったのですが、今は、珍しくはなくなり今回の再生住宅はオール電化の家を造ることになりました。

工事中にガス会社から「ガスの供給はいつごろに」と確認の電話がありましたが、「オール電化にしますから」といってお断りをしました。ガスを使わない健康で安全な生活はこの住宅計画の骨子でもあったからです。
オール電化住宅には、当然のことながら電気がエネルギーのすべてです。


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ここで、そのメリットを考えてみると
●クリーンなエネルギーで使用しても水蒸気やCO2の排出がないこと。
その結果室内の結露が少なくダニ・カビの発生を抑制できます。

●安全・安心な室内環境が実現
電化住宅では燃焼を伴わないため火災の危険性が低い住宅となる。
その意味では、「高齢者対応の住宅」といわれています。

●省エネで省マネー(家計)
これら電化システムに用いる機器・設備はすべて省エネタイプとなっているため、その導入によってエネルギーの節約とランニングコストを抑えることができます。また、割安な夜間電力を上手に活用すれば、さらにランニングコストを大幅に下げることが可能です。
 
IHクッキングヒーターは掃除が楽でキッチンを常に清潔に保つことができます。
特に揚げ物などをしたときに油の飛び散りが少ないうえ、上昇気流がないので、換気扇に「油がべったり」ということもありません。
油がこびりついた換気扇掃除は、年末の大掃除で一番厄介なものです。
これがないだけでも、IHクッキングヒーターはありがたいですね。
それだけではありません。
家を建ててからかかる費用の中で大きい光熱費を無駄なくスリムにしながら快適環境の生活を実現するためにも、オール電化は役に立つのです。
まずは、これらのオール電化の内訳をご紹介しましょう。

次回 「エコキュート電気温水器」 につづく・・・


ライフライン 見えない工事 2

配水管の防音工事
これも、まったく見えない部分で、注文住宅を造るときに何かと細かい部分まで気をつかうお客様やプロの設計士でさえ、ここに注意を払う人はほとんどいません。

1階に水周りが集中していればよいのですが、ほとんどの家では2階にもトイレや洗面などの設備がついています。
この再生現場では、風呂、洗面、トイレ、キッチンなど本来1階にある設備が2階にあります。ところが、これら排水の防音パイプが予定に入っていなかった。

私が、現場を確認すると普通の排水パイプを取り付けていたのです。
「現場監督から、防音パイプの指示がされてないの?」
「ぜんぜん聞いていません。」
「普通は、防音パイプを使うのが当たり前だと、監督が考えていたのかもしれないね」
「いや、むしろ今まで防音パイプを使うことが珍しいですよ」
「悪いけど、工事を中止して防音パイプに交換してください」
「会社には、私のほうから連絡をしておきます」

当然と思っていたものが現場では違った。

1階に寝室があれば2階の排水音は、眠りを妨げるいやな音である。
まったく音がしてはいけないなどと、現実離れしたことを言うつもりはありません。
しかし、少しでも工事中に配慮することによって気がつかないけど快適な住まいができる。

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防音排水管

2階で歩く音もなくすことは木造住宅の場合難しいが、少しでも改善する工夫は必要だ。今回も、1回の天井裏にロックウールを充填して音を少なくする工夫はしている。

それでも、音はするはずだが対策をしたのとまったくしないのでは大きく異なります。
快適に生活するために、いくつかの条件はあると思う。
その中のひとつが、内外で発生する騒音といえるでしょう。
これも、後からはできない工事なのです。

次回 「オール電化住宅」 につづく・・・


ライフライン 見えない工事 1

ステンレス配管
新築だけでなく今回の再生住宅でも、給水・給湯配管はステンレスを採用しています。

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ステンレス配管

配管は長期間使用することで、赤水の原因となる錆が発生し配管を詰まらせたりします。そして、エンビ管は環境ホルモンの心配があると指摘されています。

これも、他の配管に比べ高額ですが健康に配慮して採用しているわけです。造ってしまえば交換することはまずない工事で、住む人の目に触れることもありません。
見栄えだけを大切にする人には物足らないかもしれませんが、快適、健康に暮らす大切なことではないでしょうか。
あなたは、どのように思いますか。

この問題だけでなく、見えなくなりほとんどやり直すことのない大事な部分こそ住宅にとって一番費用もかかることが、お分かりになったでしょうか。
逆に言えば、建売などは見えるところに費用を多少多めに使えばいいのです。材料も・手間も・そして基本性能も考えてはいませんよ。
売れさえすればよいのだから、見えるところだけ少しだけ厚化粧するわけです。

大切なことだから、もう一度。
見える部分も大切には違いません。いらないなどとは、いいませんが
見える部分は、いつでも簡単に交換できるところです。
見えない部分は、やり直すことがないし、するとしたら見える部分の何十倍もの費用がかかることを理解してほしいのです。

次回 「ライフライン 見えない工事 2」 につづく・・・


快適を求めて 断熱・気密工事と冷暖房計画

快適に暮らす、この問題は家を持つ人の誰もが望むことではないでしょうか。
構造は丈夫だけど、デザインは好きだけど・・・ でも夏は暑いし冬は寒い家。
そんな住宅が、今でも新築住宅として建てられています。

何よりも住んでみなければわからないのが、この部分。
住んでみて初めてわかるのだから始末が悪い。

また、ほかの家の住み心地と比較することもできないものだから
「まーこんなものか」と思ってしまう。

このような家では、暖冷房にかかる費用ランニングコストも馬鹿にならない金額となっています。
「仕方がない、多少の住み難さは我慢しよう」
「毎月の生活費が大変だからね。こまめに消そう」なんて思うのです。

中には、「安いから」といって、新築住宅でありながら家の中で開放型の灯油ストーブを使う家があります。 世の中、オール電化の家も増えてきているというのに。なによりも、健康や安全面を考えるとやってはいけないことです。

新築住宅であれば簡単な(私たちにとっては、当たり前の工事)高断熱高気密ですが、再生となると実は一番大変な工事なのです。

考えてもみてください。
屋根裏や外壁の中に断熱材をしっかりと入れることを。
屋根裏はまだ何とかなりますが、壁の中というと外か内かのどちらかの壁をすべて壊さなければならないということ。
それは、ほとんどの場合内装を壊し、新たに作り直すことにつながります。まだ、外壁をすべて壊し、やり直したほうが安いし簡単かもしれません。

サッシは、古い家はアルミサッシのシングルガラス。このままでは、断熱材をしっかりと入れても窓から熱は自由に出入りしてしまう。
その上、サッシサイズも昔の1.8メートルと今のサッシに比べると低い。
ね、簡単にはいかないと思いませんか?

サイズはあきらめられるのであれば、ペアガラスにしてなおかつ内側を樹脂サッシにする方法もあります。

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結露のない断熱樹脂サッシ   ㈱シャノン

床下は、下にもぐって断熱材を差し込めば「まー、なんとか」 それでも、気密までは取れませんが。

大きな工事と思われている、耐震補強のほうがよほど費用も時間もかからないのです。それだけ、高断熱高気密の快適な住宅に再生することは大変なことです。

しかし、大変ですが住宅の基本的な性能が優れていれば「小さなエネルギーで健康で快適な生活」が当たり前のように得られるのです。そのためには、断熱材、窓などの外部建具をよく吟味して選ぶ必要があるのです。
その上で、それに合わせた冷暖房計画を立てることがなによりも必要なことになります。

断熱・気密工事
基礎部分は、外部断熱材を巻き込み基礎からの余分な熱損失を防ぎます。
外壁と、屋根部分は現場発泡断熱材でグルリと建物を囲い込むことにしました。蚕のような真っ白な糸を引きながら次々と外壁内部や小屋裏を包み込んでいきます。
工事の職人によるミスもなく安定した断熱効果をもたらしてくれるのです。
このように高性能な断熱工事はよほどの高級住宅でなければ採用しないでしょう。

価格も一般に使うグラスウールなどの断熱材に比べると大変大きな差額があります。しかし、経年劣化も少ない上、高気密までかなえてくれるのです。
壁体内での結露もなく、建物の長寿命を支えてくれるのですから、しっかりと採用することにしました。

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壁厚いっぱいに吹き付けられた断熱材 屋根裏に施工された断熱材

断熱のレベルは壁が約100ミリ・屋根は200から250ミリほどの吹き付け厚になります。この結果、断熱気密の性能は次世代の最高レベルになっています。あとは、窓から入ったり出たりするエネルギーをコントロールすれば完璧です。

窓・外部建具
樹脂サッシと高断熱複層ガラスが冷暖房費を大幅に節約します。
框と枠は樹脂一体成型によって一般アルミサッシの約3倍という優れた断熱性能を持っています。
窓はガラスによっても性能に大きな違いが生じます。今回は、新築住宅で採用している「シャノンウインド」をすべての窓に採用してあります。

このメーカーのよいところはたくさんありますが、日本の生活に合わせてさまざまな窓を提供していることでしょう。
防火認定サッシもあり、曇りガラスなどにも対応できています。
一般的に近隣が接している日本の建築では、窓からプライバシーが脅かされる恐れがあります。こんなことが原因で、近所付き合いが気まずくなったら楽しい建物にならない恐れがあるわけで、曇りガラスの対応はうれしいものです。
気密性能・水密性能・耐風圧性能・そして遮音性能も優れています。
屋外からの音を遮断し、室内の音も漏らさないプライバシーに優れたサッシです。

計画換気
高気密住宅でしかできないことに計画換気があります。
気密が取れている住宅では計画換気によって家の空気が一年中新鮮に保たれるようになり、あえて窓を開ける必要はありません。

しかし、春とか秋などの気候のよいシーズンは思いっきり窓を開けて外気を取り入れていけばよいのです。
計画換気は、窓を開けてしまえば効果はありませんが、スイッチのオフはしないほうがよいと思います。スイッチを入れ忘れてしまうと計画換気の効果が得られないからですね。今回の換気システムは、床下から新鮮な空気を取り入れるようにしました。

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効果のひとつは、蓄熱されたコンクリートの熱を効率的に使うこと、そして建物の床下空間を乾燥状態にすることで耐久性を高めることができるからです。
地中の温度は一年を通じてほぼ15度程度といわれています。
夏は、この冷たい地熱を家の中に取り入れることができると考えています。
そのために絶対条件は、「有害なシロアリ消毒などの物質をこの床下に使わない」という必要があります。

次回 「ライフライン見えない工事」 につづく・・・

効果のひとつは、蓄熱されたコンクリートの熱を効率的に使うこと、そして建物の床下空間を乾燥状態にすることで耐久性を高めることができるからです。
地中の温度は一年を通じてほぼ15度程度といわれています。
夏は、この冷たい地熱を家の中に取り入れることができると考えています。
そのために絶対条件は、「有害なシロアリ消毒などの物質をこの床下に使わない」という必要があります。

次回 「ライフライン見えない工事」 につづく・・・


屋根と外壁とサイプレス・・・?

屋根は、瓦は重たいし、地震を考えると適切でない上、デザインとしても採用できない。コロニアルは安くてポピュラーではあるが、メンテナンスを考えるならばもっと良いものにしたい。

一番適した屋根材はガルバリウム鋼板。
この屋根材の価格は確かに高いが、デザイン・耐震耐久性に優れている一品です。
という理由があって、価格は我慢してガルバリウムを採用することにしたわけです。

再生住宅の現場を見た人の中には、「屋根はトタンなの、安い材料を使っている」なんてトンチンカンな人もいたようだけどもっと勉強してね。

再生現場の敷地は、北東の角地、周囲には樹木も多く自然が豊かなせいか、反面、湿度は多いような気がする。北東の窓からは雑木林とその先には、石坂ゴルフ場が見えている。

絶好のロケーションには違いはないが、この環境のマイナス部分も解決しなければ。建物のデザインイメージ上、外壁は、モルタル下地の吹きつけとして考えているが、それには外壁のコケやひび割れを少しでも少なくする工夫が必要と思われる。

この問題を解決するために、外壁にシロアリの処理をした通気用の胴縁を取り付けます。どんなに、杉材は暴れが少ないといっても、生き物です。
一定の動きは無視できませんし、この乾燥収縮は直接外壁の仕上げをすればクラックなどを引き起こしてしまいます。

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防水紙と通気胴縁

構造材に胴縁を加えることによって、この影響を少なくすることができます。そして、外壁の内部に通気用の空間を作ることによって木材の湿気による影響を防ぎます。あとは、特殊なモルタル素材とコケを防止できる仕上げ材を採用すればよいのです。

見学に見えた方や、これからこの家の住人になる家族の人たちには見えない部分ですが、丈夫で長持ちするということだけでなく「新築を超えた再生住宅」というこのプロジェクトには欠かすことができません。
モノトーンの外部にデザインポイントとして取り上げたのは「サイプレスでつくられた羽目板とバルコニー・ウッドデッキ」です。

ここで、なぜ「サイプレス」という木材を採用したのかお話しましょう。
今回の現場は、悲惨なほどシロアリの被害にあっていたことはここまでお話したとおりです。当然再生現場に最初に要求されることは、シロアリ対策が一番になります。
かといって、シロアリ処理剤などを散布することは「健康住宅を造る」という当社の考え方に反します。

建物の外部に露出する木材についても木材そのものの優れた防蟻性能が要求されるのは当然です。外壁に使えて、なおかつバルコニーやウッドデッキとして使える優れた材料はとなると「オーストラリアンハードサイプレス」が一番適していたのです。


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サイプレス

オーストラリア東海岸地方では、古くから床材、枠材、エクステリア、構造材などに幅広く使用されています。
台湾ヒノキやヒバ、米杉などと同様に、元来含んでいる天然成分がシロアリなどの害虫を寄せ付けません。また、油分を多く含み、水に強いため防腐効果が高いのもこの木材の特徴です。

適材適所という言葉がありますが、サイプレスは外部に使用する木材としては抜群の性能を持った材料であることは間違いありません。

次回 「快適を求めて断熱・気密工事と冷暖房計画」 につづく・・・


再生工事開始 基礎から棟上

何度とやり直し、再生住宅という新しい考え方に一番ふさわしいプランが出来上がった。
環境との調和を考えて建物の外部に使用する色は、最近のプロバンス風の家とまったく異なるモノトーンの地味な色を採用することにしました。

あえて流行に背を向けて、いつまでたっても飽きることのないグレーのモルタル吹き付け仕上げにサイブレスという木材を玄関周りに使用したものです。

間取りは、車庫の増設に伴い一部を縮小し、東側に一階二階とも増築。
まずは、基礎の増設と撤去にかかることにし、あわせて既存の基礎の内部に基礎工事をした上で、特殊な耐震補強で双方の基礎を連結します。

建物の内部には、防湿シートのうえに砕石を敷き詰めた上で鉄筋を配して蓄熱床暖房用の配管を行います。
さあ、いよいよ基礎の内部にコンクリートを流し床下の完成です。

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左 防湿シートと床暖房温水配管

右 土間コンクリート打設作業

土台は古い住宅でもシロアリの被害の少なかった青森ヒバを採用し健康に影響の多いシロアリ消毒を床下からは排除したのです。
大引きは使わないですむように、剛床構造としてプラスチックの束を採用しています。
これによって、この建物に必要なシロアリ処理は建物の壁立ち上がり1mさえしてあげればすむことになります。

立ち上がりの部分は、これからシロアリ処理ができない部分なので注意して施工します。
基礎はガラスで作られたシロアリ被害にあわない「コリグラス」という断熱材、そして外断熱としてコンクリートで暖められた熱を逃がさないようにします。蓄熱コンクリートと床の下地合板の間は空間があり、計画換気の空気が床下を循環して建物内部全体にいきわたる計画です。
これによって床下は常に乾燥し、シロアリの生息できる条件をなくします。

さて、ここで柱などの構造材を組み込むことになるわけです。
新築はほとんどが、工場でプレカットされた構造になっていますが、再生住宅は現場で採寸しながら昔ながらの「刻み」が必要です。
国産杉の4寸の通し柱を7本と3.5寸が一本で主要構造柱を構成しています。
普通に比べて通し柱が多いのは、総二階と構造的に安定したプランであることにあわせて将来の間取り変更を容易にしたスケルトン・インフィルの計画に基づいています。

ところで、あなたはこんな疑問を持ちませんでしたか?
「こだわって造るのだったらヒノキのほうが杉よりもいいのではないか」
私も、あなたと同様にこの件を辻さんと棟梁に確認したのです。すると、

「会長、たった8本の通し柱を杉からヒノキに変更したところで見せる柱ではありませんからせいぜいあわせて3万と差額はありません」
「和室のないモダンな建物になりますので柱のほとんどは壁の中に隠れてしまいます。そして、柱としての圧縮強度はほとんど差がないのです。赤味の多い杉の強さは優れていますし、なによりもヒノキに比べて狂いや暴れが少ないのです」
「大工の棟梁の意見はどうですか?」
「棟梁もまったく同じ意見です」
「わかりました。それでは杉を使うことにしましょう」

というようなわけで、吟味された杉が通し柱として採用されることになり、管柱も3.5寸の杉柱が採用されています。

棟上してから、養生のためにしばらく置きたいという意見があり、屋根の仕上げが終わってから約1カ月の間は養生期間にしました。
使用した木材は、

土台青森ヒバ 20本
通し柱杉4寸 7本
3.5寸 1本
管柱杉3.5寸 93本
間柱杉 550本

その他は、木材見積もりとして確認していただけるようにします。 一階と二階には健康に配慮した上で、ラーチ合板の下張りをしました。 特に二階は、柱や壁を極力排除し広々としたリビングダイニングキッチンを造るため、実に、28ミリもの分厚い合板を使っています。 これによって、一階の余分な梁を少なくして一階にもさまざまに変化対応できる空間が生まれてくるのです。

ゆがみを直し、ボルトやナットの増す締めを直角や水平を確認しながら構造の完成です。
筋交いを入れて、耐力壁を造るのが木造の一般的な工法ですが、よりいっそうの強さを求めて外壁に構造用合板を採用してあるのです。
このコストは正直大きな金額になりました。


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既存基礎と新しい土台を強力に緊結する耐震補強金物

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入替られた構造材 梁は既存のもの 筋交と構造用合板で補強された耐力壁

次回 「屋根と外壁とサイプレス・・・?」 につづく・・・


再生住宅の見積り

解体の結果、既存家屋の材料はほとんど使うことができないことがわかりました。
それでも、既存の基礎は内部に基礎工事をして補強金物で接続することや使える梁は一部サイズを直しながら利用することを前提にして見積もり作業を開始しました。

顧客に提出する工事見積書には記入する、現場管理費用、設計費用の原価を除き、あわせて最終の会社経費も計上しない実行予算の見積書の作成です。

この現場では、再利用可能なのは、かろうじて基礎工事の一部でしかなかったため、新築住宅用の見積書の作成に近くなるのですが、既存基礎と新たに作る基礎工事との接続補強金物などの捕捉材が必要になります。

最終図面と仕上げ表をもとに、数量の拾いをして実行原価が確定します。
ここで、設計の辻君から仕上げについての要望がありました。

「会長、内部のイメージを都心にある高級マンションでイメージしているためドア枠や窓枠、幅木などをいつも使っているパイン材ではなくしたいのですがどうでしょうか」
「塗装仕上げを、一段と良くするにはタモの集成材を使おうと思います」


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「タモの集成材は、階段や台所のカウンター、家具などに使う高い材料だよ。それに、さまざまな加工をするにはあまりにも硬い材だと思うし、大工も大変だけでなく加工に要する費用も何倍もかかるはずだ」

「たしかに価格も高いし加工にも時間がかかりますが、仕上がったときのイメージはこれしかありません」

「わかった。これで当初の予算が守れなくなる可能性はあるが、業者から見積もりを取り寄せてみた上で、決定します」
標準の設備などを一応選択して仕上げ表を作成したがこれからも追加になることを予測させるのには十分な会話であった。

出来上がりのイメージをはっきりと持っている設計士、それもカラーやデザインに対してこだわりを持っている以上当然のことだ。

イメージは辻君に任せて、私は健康や快適な温熱環境、そして将来に対して十分耐えられる可変空間の追求をテーマにしていた。基本的な部分だけに、辻君よりもむしろ私のテーマの追求のほうが大きな費用が必要になる。
健康な住まい、耐久性、耐震性は当然として、あわせてシロアリ対策、床暖房、オール電化などもやらなければならない。

「会長、ここまでやってしまうと将来売却するのにやり難くなりますよ」
「周辺の中古住宅相場や新築建売の価格から見ても3000万以上になったら難しいのではないでしょうか?」

「建売や、中古住宅を基準に考えたら確かに難しいね」
「でも、古い家を新築40坪以上に建替えた場合、総額として最低2500万はかかりますし、建売では30坪程度の住宅で住まいとしては最低の広さでしかありません、土地の広さも60坪あるのは少ないはずです。購入しやすい価格ということで考えると、それは安いに越した人はないのですが、私としては、まず売ることを考えないで納得いく再生工事をやりたいと思います」
「結果として、これを購入する人が当社にとって損金の発生しない価格で買えればと考えた場合、今回はそれこそ裸の原価でよいと考えています」
「現場管理の人件費や交通費、設計費用などは赤字になったとしてもそれはそれで仕方がないと覚悟しましょう」
「それと大事なことですが、工事業者に特別な価格をお願いしないことです」
「モデルハウスというと、業者は赤字工事を覚悟することが一般的です。しかし、過去にもモデルハウスの建設で特別単価をお願いしたことは一度もありません。長くよい取引を続けるためにも守りたいと思いますので、留意しておいてください」

詳細見積もりを作る作業は、3日ほどかかったが大体予定した金額になっていた。ただ、やはり問題なのは大工工事の金額が一般の新築住宅よりかかりそうなことだ。

いつもより、余分に設定したのだが追加は覚悟したほうがいいかもしれない。
モデルハウスということで、社内からもいろいろな意見が出てきた。
とくに、主婦である女性のスタッフは「キッチンの設備はもちろんカラーと収納を充実したほうがいい」という。
「どんな色がいいか、ドアのカラーサンプルから選んでください」というとエンジ色の華やかな色を選び、キッチンカウンターは広々とした対面型の人造大理石がいいという。
同じ材料で、カップボードまで選び、これなら主婦が楽しく台所作業ができるはずという。
それから・・・・・食堂側にも収納を同じ色でつけたらもっといい。
辻君は、ブルーのキッチンをイメージしていたらしく大胆な色使いにびっくり。しかし、本人にとっても納得できる色であったためかその意見を採用することになりました。
そして予算は何倍にも膨らんだのです。

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松下設備システム 集いフィット

こうなったら私も意見を出したい。
「収納スペースを充実したいと思うけど、できますか?」
「家庭でもろもろと使う日常の収納は最終的に間取りを確定させるお客様が決めたらいいとして、外に大きな物置を作ってください」
「材料はなんとかするとして、作るのはあなた達です」
「それと、サイブレスを取り寄せますからウッドデッキも一緒に作りましょう」

今回の再生住