住い手から見た「いい家」とは
大震災後のいい家の条件・・・三つを絞ると
「いい家」の条件を三つに絞ると・・・
大震災後の家づくりは、どんなことに注意したらよいのか。
改めて
大震災がもたらした「地震に対する恐怖」
計画停電による「電気について省エネ・節約意識」
放射能がもたらした「健康に対する不安」があります。
これらを考えて「いい家の三つの条件」を挙げるとすると。
①『地震に強く』 長持ちする家
地震に強く寿命の長い家は、家族の命を守り生涯の家の負担を劇的に減らします。
②『省エネ』 お金のかからない家
環境にやさしいエネルギーを住まいに積極的に取り入れます。
すると、光熱費はゼロまたはおつりがあるかも。
③『快適』 健康な家
住まいが健康食品同様に家族の健康を育み、省エネで快適な生活をエンジョイ出来る。
これに対して、デザインはとても大切ですが時代と共にそして個人による好みで変わります。
そして、住宅の構造も間取りもその他のことはここに上げた三つの条件を満たすための手段でしかありません。
なによりも「いい家とは家族を守るシェルター」だと思うのですがいかがでしょうか。
火の用心・・火災のシーズンです。
冬は火災の多い時期です。
外からのもらい火は防ぐことは出来ませんが、我が家が火元になることだけは避けたいものです。
火災報知器の設置が義務になっていますが、残念なことに新築以外は設置が進んでいないのが実情です。
考えてみると、火災報知器はどんな目的なのか・・・その家に住む人に万一の火災時に知らせることですよね。
しかし火災で怖いのは、火もさることながらガスの発生があります。
それが大きな火災でなくて「ボヤ」であっても有毒ガスを吸い込むことで命にかかわる事故になってしまうからです。
現在は便利な世の中になり身のまわりには石油を原料とする様々な生活用品が溢れています。
これが、有毒ガスの発生源です。
「我が家をグルー」と見渡してみると、あなたの家はどうですか。
化学繊維製品で囲まれているはずです。
その中でも一番大きな面積を占めているのが、天井や壁に使われている『ビニールクロス』
綺麗で安い仕上げ材であることは認めますが、これから家を造るのなら最低でも準不燃材、出来れば防火仕様の仕上げ材で内装を仕上げてください。
なんと言っても、内装仕上げは『人の皮膚』『服』に続いて『第三の皮膚』ですから。
外部から入ってくる臭い・
お隣の間取りと我が家の関係について・・・・
近隣にすでに家があるのなら、これから造る我が家の接する面にあるお隣の窓について「位置や大きさ、透明かどうか、我が家との距離、我が家の予定間取り・窓の関係」などは出来れば建築計画に織り込んでおくようにお奨めします。
では「入ってくる臭い」についてはどうでしょう。
少なくとも換気扇があれば、それはどんな場所なのか考慮しておく必要があります。
新築住宅の多くは計画換気がついています。
それも、多くが第3種換気といって各部屋の外壁に吸気口をつけて排気口に換気扇をつけてその開けられた吸気口から新鮮空気を引っ張りいれる仕組みです。
ということは、お隣の排出する汚れた空気や臭いがこの新鮮空気と一緒に入ってくる可能性があるわけです。
だから、注意しておくことにこしたことはありません。
換気システムによっては、こうしたリスクを軽減できる仕組みがありますから建築会社に
相談するのも一つの手だと思います。
エコハウス「スミカ」・・・音に対する感覚の違い
外部からの音は家がどんなところに建てられているかによって相当に異なってきます。
お店などがある街中やてつどうのに隣接した場所は意外なことになれてしまうと、あまり気にならなくなる傾向があります。
一方、静かな住宅街ではシーンと静まり返った夜中は僅かな騒音もトラブルの原因になります。
家の周囲には、様々な音を発生させる室外機が置かれています。
特に、北側(その家から見たら南)にはガス給湯器・エコ給湯のヒートポンプ・エアコンの室外機・なかにはジェットバスの機械などが並ぶことになります。
これらが発生させる音は、国の基準値内ではあるものの運転時間帯や近隣の家の構造、住む人の音に対する感性の違い、そのときの家庭内の環境(例えば受験時期だったりすると)
そして何よりも、ご近所との人間関係によってまったく同じ音の問題も違った様相になるから
それらに気を使う必要が出てきます。
特に最近、お得な深夜電力を使った器具の普及は寝静まった深夜・明け方の騒音を発生させるので、これらの器具の配置にも神経を使う必要があります。
我が家は建て替えて最新の住宅になった・・・外部からの音は入ってきません。
しかし、近隣の住宅は昔の家のまま。
このときは特にトラブルになりやすいのです。
エコハウス「スミカ」・・・住まいの騒音対策
「何歳で家を造るか」で、家づくりは間取りをはじめ様々な違いがあります。
例えば最近は、廊下を造る家が減り、吹き抜けを造り居間・ホールを中心とした開放的な間取りが多くなりました。
高断熱・高気密で間仕切りの少ないこれらの家は、冷暖房効率に優れているものの、一方では家の中で発生した様々な音、時には騒音の行き場所がなくなります。
一言で言うと「家の中の音が家中に反響する」のです。
シックハウスを防ぐ目的の計画換気、空気の循環に必要な、ドアのアンダーカットも音が響く原因になっています。
家族の構成によって異なるのですが、打ち合わせ時に要望として「家庭の音」の問題が結構多いものなのです。
例えば
最近は生活時間帯が異なり親は寝ているのに深夜まで起きている子供もいます。
熟年世代は「夫のイビキがうるさいから・・・」と夫婦別室を望む人もお母さんも増えています。
趣味や生活時間帯の異なる今の住宅にあっては、音の問題はお互いの心遣いと、施工的にも工夫をしておく事が必要です。
例えば、1階と2階に親子が住む二世帯住宅は、間違いなく生活時間帯が異なります。
親夫婦が寝ている時間に、使う2階トイレなど水周りの排水音は、気密性優れた住宅では
想像以上にうるさいと思っておいたほうが良いのです。
だったら、できるだけその対策を新築時にしておけばよい・・・ですよね。
最初からしておけば、大きな費用にならないかもしれませんが、
入居後にこの事に気付いて何とかしようと思っても、大掛かりな工事が必要になってしまいます。
「後悔しても遅い」典型的なことの一つが「家を取り巻く騒音対策なのです」
住まいを取り巻く環境は・・・
「我が家の騒音対策」を取り上げる前に、家の外部と内部について。
「家の外・内」・・・当社は国道十六号に面して事務所とモデルハウスがあります。
事務所では・・
事務所の中で私のいる場所は、歩道をはさんで目の前は16号国道。
多くの車、特に大型車両が通りそして信号で渋滞するのを目前で見ています。
車のタイヤ音・ブレーキ・エンジンの騒音・道路を伝わる地震・・と感じる振動・排気ガスの臭いを日々受け続けているわけです。
(断熱・気密性能、特に窓性能に優れたモデルハウスは車の音はほとんど気になりません。)
その家に暮らしている間中、
家の外からの騒音・振動・臭い・そして視線などを考えながら家づくりをするのと、しないのとでは入居してからの満足度に大きな差があると思いませんか。
そして、生活時間帯の異なる現代の生活スタイル、家の内側でもさりげなくこれらの対策をしておくことも大切だと思いますが、いかがでしょうか。
超制震住宅とは・・・余震にも安心できる住まい造り
超制震住宅を構成するのは制震テープです。![]()
制震テープは、 厚さ1mmの両面粘着テープです。
高層ビル用の制震装置に用いられる粘弾性体(ブチルゴム系)を、制震住宅部材として、テープ状に加工したものです。制震テープは通常の粘着テープの2倍以上の粘着力を持ち、長年の高い耐久性を備え、柱と石膏ボードを強力に粘着させることができます。
耐震住宅では一般に、内装用石膏ボードや外壁用の構造合板が使われています。
この石膏ボードや外壁用の構造合板(の一部)と柱の間に緩衝材として制震テープを挟み込んで地震エネルギーを吸収し、地震に対して建物全体が粘り強くなることで、制震住宅とするものです。
このことで柱や梁、石膏ボードや構造合板は制震ダンパーの伝達材として機能します。

家全体を制震ダンパーにすることで、他の制震ダンパーのように大げさな伝達材(金物部分)を必要とせず、弱い石膏ボードですら十分な機能を果たす制震材料(伝達材)として生かす技術です。
通常、戸建住宅は、建築基準法に則し関東大震災クラスの500gal 程度までの地震に耐えられるよう設計し、施工されています(耐震住宅)。
ただし、兵庫県南部地震( 818gal )クラスの大地震になると通常の耐震住宅では、亀裂や歪み、釘やネジの緩みといった住宅への影響が起きます。
制震工法は、これら耐震住宅で起きる被害への対策です、超制震住宅材料の制震テープは(独)防災科学技術研究所の大型振動台による実物住宅の振動実験で、その粘り強い効果が確認されています。
建築基準法によると、石膏ボードや構造合板は釘や木ネジで柱や梁に固定されることが義務付けられています。
中小地震時には石膏ボードや構造合板は健全で耐震壁として機能します。
ただ、大地震時には、平行四辺形に変形する柱・梁と石膏ボードや構造合板との間に相対変形を生じて、釘や木ネジの周りが揉まれて石膏ボードや構造合板は浮いた状態となり、抵抗力がなくなります。
しかし、制震テープを柱と壁材との間にサンドイッチ状に挟めば、制震テープが柱と壁材の相対変形に追従してエネルギーを吸収します。
これが制震効果です。
同時に石膏ボードを耐震壁として機能させ、結果的に建物変形を約 1/2 に低減させることができるため、亀裂や歪みなど建物への損傷が最小限に抑えられる制震住宅となります。
しかも、制震テープは粘着体なので余震にも強く、神戸地震を繰り返し再現した振動実験でも制震性能が維持されることが確かめられています。
二酸化炭素(CO2)は、基礎も劣化させる。
「コンクリートから人へ」と国は予算の使う場所を変えようとしています。
新たな道路や箱物を作ることは最低限にするとしても、既存の橋や道路の経年劣化は対処しなければ大きな問題になります。
特に高度成長期に作られた高速道路や新幹線、公団アパートなどのコンクリートの劣化が今問題になっているのです。
たった三十年程度でなぜコンクリートは劣化してしまうのか、もしこれがコンクリートの持っている基本的な問題だとしたら、住宅の基礎コンクリートもまったく同じ問題を抱えていることになります。
そこで、調べてみました。
「コンクリートの寿命 」
コンクリートは、アルカリ性です。
このコンクリートが、空気中の二酸化炭素(酸性)と結合して中性化がおこる
(炭酸化とも言う)
理論的には、中性化は、10年で数ミリという遅い速度で進行するという。
中性化は、二酸化炭素だけでなく酸性雨によっても引き起こされるのです。
コンクリートは中性化によって強度が低下するが、それよりも問題なのが、コンクリート内部の鉄筋の錆で、中性化がコンクリートの内部まで進行し、鉄筋の部分まで到達すると、鉄筋が錆びてくる。
さびの体積は、元の鉄の体積の約2.5倍になるので、鉄筋周辺のコンクリートに圧力を及ぼし、限界に達するとコンクリートにひび割れが生じる。
鉄筋が腐ってしまうと、建物の強度が得られないだけでなく、崩落の危険性が高くなるのだ。
この問題を防止するには・・・
中性化を防ぐには、コンクリートが空気に直接触れないようにすればいい。
そこで、コンクリートが直接空気に触れないように、建物の外壁にタイルを貼ったり、吹き付けタイル仕上げをするのが一般的だ。
ときどきコンクリート打ちっぱなしの建物を見ることがあるが、建物の寿命という点では問題がある。
海砂を使う場合や水増しコンクリートが使われた場合は、中性化は上の状態より、かなり早い速度で進行すると言われている。 www.f-ichiba.co.jp/Topic35.htm
建物構造の基本と言えば、基礎と構造躯体であることはいうまでもないでしょう。
「それでは・・・・・」と言うわけで「コンクリートの寿命」を検索して最初に出てきたHPが上の文章でした。
ここでも「CO2」は基礎そのものの寿命に大きな影響を与えている事が分かります。
そこで、コンクリートが直接空気に触れない工夫を考えたら、基礎は外側で断熱すると効果がありそうです。

しかし、基礎断熱は一方でシロアリを考えないと安易に取り付ける事は出来ないのです。
「シロアリ対策」「中性化の防止」「給水配水管などの交換」「設備の変化」など二百年の間に起こりうる事を考えて、基礎の構造を選択することが必要なのです。
家造り・理想は高く予算は低く
いい家をより安く造りたい・・・これは家造りを考える場合、多くの人が抱く理想ではないだろうか。
誰だって粗悪な家より、いい家がほしいはず、それも出来れば安く。
実は、住宅を作る側の工務店も同じ気持ちでいるのを、あなたはご存知だろうか。
たとえば、大切な構造用木材は外材や集成材ではなく国産無垢材の杉や桧の柱・梁を使いたい。
それも「乾燥がしっかりしていて素性のわかる木材がほしい」となると問題は価格。
今までのような材料仕入れでは高くなることはあっても安くなることは一切ないのはわかっている。
そこで新たな仕入れルートを開発し現金決済をすれば価格は抑えることが出来ることがわかった。
ここでの決め手は「現金決済」といえるのかもしれない。
購入サイドが努力や工夫をしなければ、資材が高騰している昨今、高くなることはあっても安くなることは考えられないのだ。
もうひとつ、新しいこと工法への挑戦がある。
コンクリートの寿命を延ばし、強度を高める工夫として「断熱型枠」を使用した「モノコックベースコンクリート」を採用してみた。
この工法は間違いなくよい方法だと思う。
しかし、問題は工事費全体に占める「型枠」そのものが、当初の基礎予算を大幅に上まってしまうことだ。
いいけど・・・・高いでは使いたくとも難しいかもしれない。
なんとか、工夫をして大きな費用負担にならない方法を考える必要がある。
理想は高く、予算は低く・・・さまざまな努力や工夫が求められているのです。






