注文住宅の会社が倒産・・・被害報道を見て思うことは 2009年6月12日
こんなことをテーマに取り上げてよいかどうか、正直言って相当に迷う話題です。
その証拠といっては何ですが、私自身が定点チェックしている住宅会社のホームページにこの件を取り上げた会社がありません。
それはそうだよね・・・・住宅を造っている会社ならできれば触れたくはない話題だから。
でも、最近頻繁にテレビで報道される内容や訳知り顔にこの件を話しているコメンテーターをみて業者の一人として感じることがあります。
だから、あえてこの件を取り上げました。
「富士ハウス」「アーバンエステート」の被害の実態が明らかになってくる過程で、企業の顧客への工事代金の集金比率や方法が問題になっている。
工事の進捗以上に過剰なお金をこれらの建築会社に支払いながら、このままでは家が完成する見込みが見出せない実態は、「胸が痛くなる」。
とともに「心しなければ・・」と改めて家造りに携わる立場の責任をひしひしと感じるのです。
ここで、報道各社やコメンテーターの話す内容について造る側からの率直な気持ちを述べてみたいと思います。
過剰な支払い・・・・それが被害の多くを占めている→だから家造りにあたっては
契約時 10%
着工時 30%
棟上時 30%
完工時 30%
という支払いが望ましいというようなことを述べている。
もし、この報道内容のように上記のごとくの支払いが標準として当たり前ならば、造り手である工務店や建設会社は「少なくとも建て替え払いが発生しない」すばらしい支払い方法といっても過言ではないのです。
しかし、現実の家造りは資金の大半を住宅ローンでまかなっている事実があります。
住宅ローンの実行は・・・建物完成後ではありませんか?
他社は知りませんが、当社でご契約いただいている人の中で、どれだけの人が「こんな比率」で支払ってくださっているかというと、20%もないのではと思うのです。
普通は、着工まで30%そして残金は・・・・住宅ローンで最終時が普通の支払方法だと思います。
それでも当社は幸いなことに、銀行ローンの確定後、繋ぎ融資を使って出来高にあわせて支払ってくださる顧客が多い会社です。
それもこれも「原価見積もり」をしているため、仕入れ代金の支払方法が「現金なのかそれとも・・」はそのまま、お客さまの家造りの支払額に直接響いてくるのです。
工事業者は「半年先の手形」よりも「多少安くても現金払い」のほうがこの時代歓迎してくれます。
想像ですがおそらく支払額は5%程度は少なくなっていると思います。
これがもし、残金80%が完成時決済の家造りとなると不可能になります。
今回問題になっているケースのように
家造りではなにも、余分な支払いは必要ありません。
必要ないどころかしないほうが良いと思います。
ただ、出来高にあわせて支払っていくという、
当たり前のことをすればよいと思います。
報道で取り上げた支払い比率はともかくとして、私なりに適正な支払い比率を言うと、
契約 10%~15%
着工 20%~25%
棟上 20%~30%
少ない部分の合計で棟上まで50%
最大で 70%
といったところが、おそらく適正なところでしょうか。
あえて、今話題となって取り上げられている問題を
業者としての立場で誤解を承知で取り上げてみました。




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